2010年4月25日

波乱の術後。

マリちゃんの母方のおじいちゃん。アニエーゼのお父さんです。
10回くらい大量のキスをくれました。。私に(笑)



産まれました、報告☆のパート2です(この下にパート1があります)


今日はまだ書けそうなので、、もうちょっと更新がんばりたいと思います!

手術が無事に終わり。
術後すぐは麻酔もあって、全く痛みがなく。

日本での2回やった帝王切開の時より、遥かに良かったと感じました。
そもそも痛みを我慢しないのが普通の国なので。

麻酔が切れる前に点滴で痛み止めを止めどなく入れ続けてくれました。
麻酔が切れるとさすがに痛いのですが、日本での苦しみを思うとまだ全然がまんできました。

日本では、術後は座薬の痛み止めをちょいちょい出されるだけ。
あまりの激痛に理性が飛ぶ程でした(私の場合)

しかし!
ここは、痛み止めをしっかりしてくれる代わりに。。。

術後、数時間(たぶん5時間後)で歩行練習!
立たされました。。
導尿も外され。。自分でトイレに行きなさい!と。。
そして、麻酔が切れたらすぐに母子同室。授乳開始!
もう、有無を言わせない忙しさ。
「痛い、、」と言うと
「痛い?痛い?痛いわよね〜」って流されます。。。笑

なんとオムツも替えなければならず。。
一番辛いのが、ベッドの寝起き。
日本のようにベッドに柵がないので、掴まるところがどこにもない。
それで少しでも腹筋を使わなければならず。。

横向きになるのさえ30分かかり、。、
自分との戦いでした。
「サクラが泣いてる、、起きなきゃ!!」
これでなんとか起きるしかありません。泣きそうになりながらも頑張っていました。
それでも、日本の時のほうが、私には辛かったです。

また、個室じゃないってことも良かったです。
他の赤ちゃんが起きたら申し訳ないって思ってすぐに起き上がるようになったり

痛いね〜って励まし合えたり。
ご飯一緒にたべたり。。

アラビア系の女性とは術後別の部屋になったので、もう変な歌を聴かなくてすみましたが。。
(しかし、夜中にあの歌が聞こえたので同室の人はお気の毒でした)

それで、、先に言ってしまうと
帝王切開なのに、なんとーーーー!
術後4日目の朝には退院させられました。。。。笑
同室のイタリア女性は3日目に先に退院して行きました。。おそろしや//

本当に、日本と何かと違っていました。

この病院の場合ですが、一番違った事。

• 母乳の出に関係なく、ミルクは与えない(体重が減った時は栄養剤みたいなものを少し与える程度)

• 退院前日まで赤ちゃんは一切、洗わない(長い事胎脂がついたまま)

• うんちが出ていても、オムツを替えてくれない。またおしりも洗わない。

• 食事が細かく選択できる。

• 聞かなければ何も言わない(搾乳の事とか、オムツのこととか、赤ちゃんの体重とか)

• 点滴を拒否できる。

• 看護士や医師、助産師でない人が堂々と医療のアドバイスをしてくる(助手や掃除スタッフなど)

• 朝はカフェラテが出る。

• 夜中でもいつでも大きな音、大きな声で叫ぶ様に話すので赤ちゃんが起きる(笑)

• 看護士や医師、助産師の立場が対等な印象。

• お茶が甘い(ももの紅茶っぽい)

• とにかくスタッフがよく喋る、喋ってないといけないのか!くらい。

• 看護士の爪がとがらせてカットしてある人がいる(実際にサクラのこめかみに食い込んでいた。。)

まあ、善くも悪くもこんな感じで違いはたくさん、ありました。
最も心配だったのが、ミルクを足さないこと。

サクラはおっぱいを吸うのがまだまだで。。
でもすごい力で(歯茎で)噛みます。
メイやハヤの時なんて比べ物にならない激痛!

「うーー痛い、痛い!!」もう叫びそうになるほど。
二日目には、私の乳首は皮がめくれて出血。。

こんなこと今まで無かったので、、(長時間浅く吸わせた私が悪い)
よく分からず、、
とにかく我慢してそれでも吸わせていました。

しかし、、まだおっぱいは出だしたばかり。
なかなか飲めずにサクラは疲れてすぐに眠ってしまい。

心配なのでミルクを足してほしいと伝えても
「体重が減るまではこのまま、基本的にはミルクは与えない」と言われ。。
はじめの2日はほとんど何も飲んでいないサクラ。
脱水になるんじゃないかと心配でした(おしっこの形跡もなく、唇もガサガサに)

それで3日目にようやくミルクを足してもらい(体重が減ってしまった)
初めて助産師さんに相談しました。

「乳首の傷がひどくなり、これ以上吸わせられません。家ではミルクを足したいんですが」

助産師さん「薬を塗って、しばらく乳首は休ませて、ミルク足しながら搾乳してください」

あ、そうなの?搾乳できるんだ。。
すでにパンパンに張ってきていたのでそれを聞いてホッとしました。

過去におっぱいトラブルも無く、滝の様に出ていたので。
今回、自分が無知だったためにこんなことになってしまいました。

また、私はイタリア語がほとんど分からないので、、
今から何をするのか、何をはじめるのか、なんの薬なのか、何も分からず不安だらけでした。
マリちゃんがいる時はいいんですが。
いない時は分けも分からず、投薬だったりサクラがどこかに連れていかれたり。。
なんだ!なんだ?って感じでした。。汗

一人英語が話せるって言う、黒人の女性スタッフがいましたが。
まったく話にならない人で(汗)

英語も私以上にめちゃくちゃ。。

全く人の話を聞かないで答えを出す人、しかも態度も悪い。
例えば「は?」だけ言うとか。。
また別の時は「イタリア語が話せないなら英語で喋って!」って怒って言ってくる。

「これ英語なんですけど?分かってないの?」って言い返すとふてくされて逃げちゃったり。。
しまいには「私は中国語知らないから!」って言うんです。
「私、日本人なんですけど?それで?」っていってやりましたが。。
人間的にちょっと、、な人もいました(どこにでもいるんでしょうけど)

しかし、全体的に皆が親切で、シャキシャキしてて仕事が速いな、、と思いました。
ドクターも助産師もイメージと違って、とても的確でしっかりしてる感じ。
ここを選んで良かった!って、改めて思いました。


これがある日の食事。
パンはいつもついています。

オレンジとパスタ、ポテトとチキンです。
とってもシンプルで雑な感じですが。。パスタは異常にうまかったです。

パンと梨の煮たやつと、ポテトとモッツァレラです。


これがミネストリーネ。
入院中4回も出ました。。。
見た目はきもいんですが、、、笑
パスタがモチモチしてて、家で作るのより美味しかったです♪
(同室の女性も美味しい!って言ってました)

これが最もおいしかった食事。
イタリア版、肉じゃがみたいな感じでした。
これにもミネストリーネが。。
しかし、ここは公立の病院。
入院費、手術費、部屋代やらすべて「無料」!!
なにも不満はありません。笑

ここがイタリアのいいところ。、。


これが同室の女性、パトリツィアさんとその長女ちゃんと、サクラと同じ誕生日の赤ちゃん。
けっこう年がいってると思われます。。
とても親切な方でした。
抜糸の時に再会した時も、心配してくださいました。。


入院中はいろんな方がお見舞いに来て下さいました。
でも、カミッロやマルコ、アニエーゼが来てくれた時は、なんかうれしくて涙が出てしまいました。。。
顔見たらほっとしたような。。

アニエーゼも抱きしめてくれて、、皆がキスをくれました。
本当にようやく安堵した気持ちになれました。。
ジェノバから来てくれた、フェデリカとダニエラ。
可愛い服も貰いました。


メイもハヤも興味津々!
二人とも「かわいい。。」ずっと側を離れません。。



写真はありませんが、メイの同級生のお父さんやお母さんもきてくださり。。
お腹は痛いんですが、来てくれた事がとても嬉しかったです。

そして。
ヨタヨタしつつも、とうとう退院の日がやってきました。
といっても、4日目の朝。即行です。。。笑

実は、入院中から変な場所が痛い私。。
切った場所も、中も痛いんですが日に日に良くなっていると実感していました。

しかし、そことは違う場所(右下、盲腸の場所らへん)の中がつねられたような痛み。
歩くのも立っているのも辛く。。
変にかばって歩くので、今度は腰に激痛が。。

傷の痛みと、子宮のカットの痛み、盲腸辺りの痛み、乳首の痛みとおっぱいが張る痛み、それから腰の痛み。。。
もう、どこもかしこも痛くて、、
本当に、退院なんて信じられなかったのですが。

、、、退院しました(笑)いや、させられました☆

それで家に帰ってからもうなって過ごしていました。
なかなか、皆さんに報告もできず、、
遅くなってしまいました。

しかし、いくらマリちゃんがいろいろやってくれてるとはいえ(家事など)
さすがに料理はできません。

私は座った状態で野菜を切ったり、なるべく簡単な物を作っていましたが。。
退院して数日。
あまりに痛いのでもう辛くなってまた、、泣いちゃいました。

いろいろしたいのに、すぐに起き上がれないし、痛みでイライラ。。
マリちゃんにいつも何かを頼まなくてはいけないし。
おっぱいは治らないし、、
罪悪感と、痛みのストレスで爆発。
得意の爆発。。

それで、こんななるくらいなら、いっそ痛みがひくまで怠けよう!と決めました。

私「マリちゃん、ごめんね。もう限界。冷凍食品買って来て!もう無理はしないって決めた」
「あと3日だけなまけさせて!3日だけ我慢してほしい」

マリちゃん「分かった。ちゃんと言ってね、3日経っても痛かったら病院に行こう」

それで、それからストレスを溜めないよう、体を休める事に専念しました。
おっぱいのことも、あまり深く考えずミルクを足して様子を見ながら搾乳しました。
子供たちにも、具合が悪いからと話しごめんね〜っと冷凍のパスタでしのいで。。

それで、今日はようやくおっぱいが復活!!
また出血するのが怖いので、カバーをつけながらですが。
なんとか完全母乳でいけそうです☆
母乳だけで長時間眠るようになり、飲み方も哺乳瓶で慣れたのか上手に吸ってくれる様になりました。
これだけでも、一つ肩の荷がおりたようでした。

3人目にして初めてのトラブルがたくさん。
弱音も吐き、、マリちゃんに甘えて、、心が折れそうにもなりましたが、なんとか乗り越えられそうです。

ただ。
盲腸のあたりの中のつねったような痛みは未だになくなりません。

今では、帝王切開の傷よりこっちのほうが痛みます。
キッチンに立てる様にはなりましたが夕方は更に痛む。
体もかがみ気味。歩くのはまだつらいです。

それで、明日マージ先生にみてもらうことに。
インターネットで調べると、どうも「腸の癒着」らしい。。
同じような女性がけっこういることが分かりました。

帝王切開3度目。。まあ仕方ないと思います。
とにかく、なんでもいいので早く、この痛みから解放されたいと思っています。

この写真があまりにかわいいので。。。もう一回載せちゃいました。。。
かわいい。。

ちなみに、
退院後に、赤ちゃんに飲ませる薬が3種類。

それにくわえて、なんと自分でする注射が7日分!(ママ用の血栓防止剤)

これ以上、痛いのはもういやーーー!ってかなり拒否しましたが。。
マリちゃん「血栓ができたら危ない!」ってうるさく。

私「当日から歩いてんのに、血栓なんて今さら。。」

  ↓ これを7日間毎日、一回お腹に刺します。。自分で(泣)

痛いんですが、、がんばってやっています。。
非常に苦痛です。

  ↑ これは洗濯粉ではありません。。笑

粉ミルクです。日本と価格的には似たような感じ。新生児から飲むタイプです。
この他に、開封後24時間以内に賞味、という液体のミルクもあります。
これは、湯煎するだけなので便利。

2 件のコメント:

  1. ご無沙汰しています。以前コメントさせていただいたnoriです。
    ホントにホントにおめでとうございます!!
    日本での出産経験がおありなだけに、色々不安だったんじゃないでしょうか。
    今はおからだも大変でしょうが、旦那様にたくさん甘えて早く回復してください。
    Maikeyさんのブログ、めちゃ好きなんで今後も色々楽しみにしてます。

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  2. ありがとうございます!
    お久しぶりです☆

    はい、早く回復してマリちゃんの負担をへらしてあげたい。。と思っています(笑)
    いつも来て下さってありがとうございます。
    ぼちぼち更新もまめにしたいと思っています。
    また遊びに来てやって下さいーー♪

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