2010年4月25日

波乱の術後。

マリちゃんの母方のおじいちゃん。アニエーゼのお父さんです。
10回くらい大量のキスをくれました。。私に(笑)



産まれました、報告☆のパート2です(この下にパート1があります)


今日はまだ書けそうなので、、もうちょっと更新がんばりたいと思います!

手術が無事に終わり。
術後すぐは麻酔もあって、全く痛みがなく。

日本での2回やった帝王切開の時より、遥かに良かったと感じました。
そもそも痛みを我慢しないのが普通の国なので。

麻酔が切れる前に点滴で痛み止めを止めどなく入れ続けてくれました。
麻酔が切れるとさすがに痛いのですが、日本での苦しみを思うとまだ全然がまんできました。

日本では、術後は座薬の痛み止めをちょいちょい出されるだけ。
あまりの激痛に理性が飛ぶ程でした(私の場合)

しかし!
ここは、痛み止めをしっかりしてくれる代わりに。。。

術後、数時間(たぶん5時間後)で歩行練習!
立たされました。。
導尿も外され。。自分でトイレに行きなさい!と。。
そして、麻酔が切れたらすぐに母子同室。授乳開始!
もう、有無を言わせない忙しさ。
「痛い、、」と言うと
「痛い?痛い?痛いわよね〜」って流されます。。。笑

なんとオムツも替えなければならず。。
一番辛いのが、ベッドの寝起き。
日本のようにベッドに柵がないので、掴まるところがどこにもない。
それで少しでも腹筋を使わなければならず。。

横向きになるのさえ30分かかり、。、
自分との戦いでした。
「サクラが泣いてる、、起きなきゃ!!」
これでなんとか起きるしかありません。泣きそうになりながらも頑張っていました。
それでも、日本の時のほうが、私には辛かったです。

また、個室じゃないってことも良かったです。
他の赤ちゃんが起きたら申し訳ないって思ってすぐに起き上がるようになったり

痛いね〜って励まし合えたり。
ご飯一緒にたべたり。。

アラビア系の女性とは術後別の部屋になったので、もう変な歌を聴かなくてすみましたが。。
(しかし、夜中にあの歌が聞こえたので同室の人はお気の毒でした)

それで、、先に言ってしまうと
帝王切開なのに、なんとーーーー!
術後4日目の朝には退院させられました。。。。笑
同室のイタリア女性は3日目に先に退院して行きました。。おそろしや//

本当に、日本と何かと違っていました。

この病院の場合ですが、一番違った事。

• 母乳の出に関係なく、ミルクは与えない(体重が減った時は栄養剤みたいなものを少し与える程度)

• 退院前日まで赤ちゃんは一切、洗わない(長い事胎脂がついたまま)

• うんちが出ていても、オムツを替えてくれない。またおしりも洗わない。

• 食事が細かく選択できる。

• 聞かなければ何も言わない(搾乳の事とか、オムツのこととか、赤ちゃんの体重とか)

• 点滴を拒否できる。

• 看護士や医師、助産師でない人が堂々と医療のアドバイスをしてくる(助手や掃除スタッフなど)

• 朝はカフェラテが出る。

• 夜中でもいつでも大きな音、大きな声で叫ぶ様に話すので赤ちゃんが起きる(笑)

• 看護士や医師、助産師の立場が対等な印象。

• お茶が甘い(ももの紅茶っぽい)

• とにかくスタッフがよく喋る、喋ってないといけないのか!くらい。

• 看護士の爪がとがらせてカットしてある人がいる(実際にサクラのこめかみに食い込んでいた。。)

まあ、善くも悪くもこんな感じで違いはたくさん、ありました。
最も心配だったのが、ミルクを足さないこと。

サクラはおっぱいを吸うのがまだまだで。。
でもすごい力で(歯茎で)噛みます。
メイやハヤの時なんて比べ物にならない激痛!

「うーー痛い、痛い!!」もう叫びそうになるほど。
二日目には、私の乳首は皮がめくれて出血。。

こんなこと今まで無かったので、、(長時間浅く吸わせた私が悪い)
よく分からず、、
とにかく我慢してそれでも吸わせていました。

しかし、、まだおっぱいは出だしたばかり。
なかなか飲めずにサクラは疲れてすぐに眠ってしまい。

心配なのでミルクを足してほしいと伝えても
「体重が減るまではこのまま、基本的にはミルクは与えない」と言われ。。
はじめの2日はほとんど何も飲んでいないサクラ。
脱水になるんじゃないかと心配でした(おしっこの形跡もなく、唇もガサガサに)

それで3日目にようやくミルクを足してもらい(体重が減ってしまった)
初めて助産師さんに相談しました。

「乳首の傷がひどくなり、これ以上吸わせられません。家ではミルクを足したいんですが」

助産師さん「薬を塗って、しばらく乳首は休ませて、ミルク足しながら搾乳してください」

あ、そうなの?搾乳できるんだ。。
すでにパンパンに張ってきていたのでそれを聞いてホッとしました。

過去におっぱいトラブルも無く、滝の様に出ていたので。
今回、自分が無知だったためにこんなことになってしまいました。

また、私はイタリア語がほとんど分からないので、、
今から何をするのか、何をはじめるのか、なんの薬なのか、何も分からず不安だらけでした。
マリちゃんがいる時はいいんですが。
いない時は分けも分からず、投薬だったりサクラがどこかに連れていかれたり。。
なんだ!なんだ?って感じでした。。汗

一人英語が話せるって言う、黒人の女性スタッフがいましたが。
まったく話にならない人で(汗)

英語も私以上にめちゃくちゃ。。

全く人の話を聞かないで答えを出す人、しかも態度も悪い。
例えば「は?」だけ言うとか。。
また別の時は「イタリア語が話せないなら英語で喋って!」って怒って言ってくる。

「これ英語なんですけど?分かってないの?」って言い返すとふてくされて逃げちゃったり。。
しまいには「私は中国語知らないから!」って言うんです。
「私、日本人なんですけど?それで?」っていってやりましたが。。
人間的にちょっと、、な人もいました(どこにでもいるんでしょうけど)

しかし、全体的に皆が親切で、シャキシャキしてて仕事が速いな、、と思いました。
ドクターも助産師もイメージと違って、とても的確でしっかりしてる感じ。
ここを選んで良かった!って、改めて思いました。


これがある日の食事。
パンはいつもついています。

オレンジとパスタ、ポテトとチキンです。
とってもシンプルで雑な感じですが。。パスタは異常にうまかったです。

パンと梨の煮たやつと、ポテトとモッツァレラです。


これがミネストリーネ。
入院中4回も出ました。。。
見た目はきもいんですが、、、笑
パスタがモチモチしてて、家で作るのより美味しかったです♪
(同室の女性も美味しい!って言ってました)

これが最もおいしかった食事。
イタリア版、肉じゃがみたいな感じでした。
これにもミネストリーネが。。
しかし、ここは公立の病院。
入院費、手術費、部屋代やらすべて「無料」!!
なにも不満はありません。笑

ここがイタリアのいいところ。、。


これが同室の女性、パトリツィアさんとその長女ちゃんと、サクラと同じ誕生日の赤ちゃん。
けっこう年がいってると思われます。。
とても親切な方でした。
抜糸の時に再会した時も、心配してくださいました。。


入院中はいろんな方がお見舞いに来て下さいました。
でも、カミッロやマルコ、アニエーゼが来てくれた時は、なんかうれしくて涙が出てしまいました。。。
顔見たらほっとしたような。。

アニエーゼも抱きしめてくれて、、皆がキスをくれました。
本当にようやく安堵した気持ちになれました。。
ジェノバから来てくれた、フェデリカとダニエラ。
可愛い服も貰いました。


メイもハヤも興味津々!
二人とも「かわいい。。」ずっと側を離れません。。



写真はありませんが、メイの同級生のお父さんやお母さんもきてくださり。。
お腹は痛いんですが、来てくれた事がとても嬉しかったです。

そして。
ヨタヨタしつつも、とうとう退院の日がやってきました。
といっても、4日目の朝。即行です。。。笑

実は、入院中から変な場所が痛い私。。
切った場所も、中も痛いんですが日に日に良くなっていると実感していました。

しかし、そことは違う場所(右下、盲腸の場所らへん)の中がつねられたような痛み。
歩くのも立っているのも辛く。。
変にかばって歩くので、今度は腰に激痛が。。

傷の痛みと、子宮のカットの痛み、盲腸辺りの痛み、乳首の痛みとおっぱいが張る痛み、それから腰の痛み。。。
もう、どこもかしこも痛くて、、
本当に、退院なんて信じられなかったのですが。

、、、退院しました(笑)いや、させられました☆

それで家に帰ってからもうなって過ごしていました。
なかなか、皆さんに報告もできず、、
遅くなってしまいました。

しかし、いくらマリちゃんがいろいろやってくれてるとはいえ(家事など)
さすがに料理はできません。

私は座った状態で野菜を切ったり、なるべく簡単な物を作っていましたが。。
退院して数日。
あまりに痛いのでもう辛くなってまた、、泣いちゃいました。

いろいろしたいのに、すぐに起き上がれないし、痛みでイライラ。。
マリちゃんにいつも何かを頼まなくてはいけないし。
おっぱいは治らないし、、
罪悪感と、痛みのストレスで爆発。
得意の爆発。。

それで、こんななるくらいなら、いっそ痛みがひくまで怠けよう!と決めました。

私「マリちゃん、ごめんね。もう限界。冷凍食品買って来て!もう無理はしないって決めた」
「あと3日だけなまけさせて!3日だけ我慢してほしい」

マリちゃん「分かった。ちゃんと言ってね、3日経っても痛かったら病院に行こう」

それで、それからストレスを溜めないよう、体を休める事に専念しました。
おっぱいのことも、あまり深く考えずミルクを足して様子を見ながら搾乳しました。
子供たちにも、具合が悪いからと話しごめんね〜っと冷凍のパスタでしのいで。。

それで、今日はようやくおっぱいが復活!!
また出血するのが怖いので、カバーをつけながらですが。
なんとか完全母乳でいけそうです☆
母乳だけで長時間眠るようになり、飲み方も哺乳瓶で慣れたのか上手に吸ってくれる様になりました。
これだけでも、一つ肩の荷がおりたようでした。

3人目にして初めてのトラブルがたくさん。
弱音も吐き、、マリちゃんに甘えて、、心が折れそうにもなりましたが、なんとか乗り越えられそうです。

ただ。
盲腸のあたりの中のつねったような痛みは未だになくなりません。

今では、帝王切開の傷よりこっちのほうが痛みます。
キッチンに立てる様にはなりましたが夕方は更に痛む。
体もかがみ気味。歩くのはまだつらいです。

それで、明日マージ先生にみてもらうことに。
インターネットで調べると、どうも「腸の癒着」らしい。。
同じような女性がけっこういることが分かりました。

帝王切開3度目。。まあ仕方ないと思います。
とにかく、なんでもいいので早く、この痛みから解放されたいと思っています。

この写真があまりにかわいいので。。。もう一回載せちゃいました。。。
かわいい。。

ちなみに、
退院後に、赤ちゃんに飲ませる薬が3種類。

それにくわえて、なんと自分でする注射が7日分!(ママ用の血栓防止剤)

これ以上、痛いのはもういやーーー!ってかなり拒否しましたが。。
マリちゃん「血栓ができたら危ない!」ってうるさく。

私「当日から歩いてんのに、血栓なんて今さら。。」

  ↓ これを7日間毎日、一回お腹に刺します。。自分で(泣)

痛いんですが、、がんばってやっています。。
非常に苦痛です。

  ↑ これは洗濯粉ではありません。。笑

粉ミルクです。日本と価格的には似たような感じ。新生児から飲むタイプです。
この他に、開封後24時間以内に賞味、という液体のミルクもあります。
これは、湯煎するだけなので便利。

産まれました!報告☆

 ↑ サブリーナがサクラの為に作ってくれました。
これは、全部手作り。
これを病院に飾って、退院後は玄関に飾っておきます。

「産まれました〜」と報告する為のものらしいです。




遅くなりましたが、報告します!!



イタリア時間 2010年4月15日 木曜日

午前 8時53分 予定帝王切開にて誕生☆

体重 2760 グラム
身長 50   センチ
頭囲 31   センチ
腹囲 33   センチ
血液型 RH+ B


  ↑  まだ、胎脂に包まれたホヤホヤのサクラちゃんです。
へそのうを切ってもらったばかり。
はさみが近くにあるのが気になりますが、、、汗

マリちゃんが携帯で撮ってくれていました。
実はサクラが出るまでに、時間がかかると思っていたマリちゃん。

せっかくの1眼レフのスタンバイもせず、、小児科医と談笑。
いきなり手術室が開いて、サクラが出て来たもんだから、慌てて携帯で撮影、、となったそうです。。。笑

マリちゃんらしい。。

初めての紙パンツ。

アナログ〜な器械で体重測定。。
なんか、、つるっと落ちちゃいそうです。。。。
いままで何人の赤ちゃんが乗っかったことでしょう。。笑
体温計はおでこで測る最新式なのに、こういうところでアナログなとこがおもしろい。


産湯が無いので。。
胎脂がついたまま、初めての服!
おでこも髪も、、べとっと真っ白です、、汗


書きたい事が山ほどあるんですが、、
とりあえず、感想。

日本と違う事ばかりでしたが、、無事にうまれてくることができ病院のスタッフさんやドクターにとっても感謝しています。

また、励ましてくださった皆さん。。
そして家族。

手術中は感謝の気持ちでいっぱいで。。
まだ産まれてないのに、号泣していた私。。笑
本当に、感謝感謝、、です。
ありがとうございました。


、、、というわけで。

今回はとりあえず手術前夜の入院から、書けるとこまで書きたいと思います。

4月14日 夕方 5時 入院。
子供たちは、この時間からアニエーゼの家にお泊まりスタートです。
最後に、写真を撮りました。子供たちとはここでお別れです。

メイもハヤも「お母さん、頑張ってね」

このとき、「絶対、子供たちと再会するぞ!」って思いました。
大げさかもしれませんが、、
30%くらいの確率で「死ぬかもしれない」と私は本気で思っていたので。。汗。

子供たちと再会する!っていう気持ちは私にとって本気でした。

メイが私に絵をくれました(後に着色してました)
私は赤ちゃんを抱っこしています。
マリちゃんは花を持っています。。笑(後にヒゲを足していました。。)

この絵を病院に持って行きました。

病院に着くと、すぐにノンストレステスト。
その後、血液検査や尿検査をもっかい。
それから毛剃り。。

私の他に、2組の夫婦もいました。
明日は、私たち3組が帝王切開されるようです。
病室も同じ。

一人はイタリア人の年増の女性と、47歳のイタリア軍に勤める旦那さん。
いかにもアーミーって感じ(しかもゴルゴ13みたいな顔で)でした。
今回、初めての帝王切開で、二人目の子供だそうです。

もう一人はアラビア系の女性で、、30歳くらいでしょうか。
旦那さんもアラビア系の若い感じ。でもふたりとも無口です。
女性はいつも不安そうな顔をしています。


そして、夜10時には旦那さんも退室時間。
日本と違って、この辺では(地域によると思いますが)
家族も子供たちも出産時は家で待機、旦那さんのみ立ち会い、付き添いってのが普通らしいです。

そして、、前夜の食事は「ミネストリーネ」のみ!
これは、スープに小さいパスタが入ってるだけの日本で言う「おかゆ」みたいなものですが。
これだけでした。。泣
使い捨ての皿に入って、使い捨てのスプーンやナイフのセットが付いていました。
うう、、なんか寂しい食事。

まあ、明日は手術(しかも私が最初で5時起き)仕方ないかな、、と思いつつ早くに眠ろうとすると、、ここで最初の問題が!

夜10時30分。
隣のベッドにいるアラビア系の女性。
ノートパソコンを3センチくらいだけ開いて、音楽をかけ始めたんです!

日本の歯医者のBGMくらいの結構大きな音量で。。
しかも、アラビア系の演歌みたいな、詩吟みたいな変な曲、いや歌。

それを私やもうひとりの女性の事なんておかまいなしにかけ始めました。

はじめは「なんて奴だ!」って当然イラッとしましたが。。

「この女性も手術が不安なんだろうし、イスラム教のなんかもしれないし、、」

こうやって考えを切り替えて、私もイライラしない様につとめましたが、、
2時間も過ぎると、、

「やっぱり無理!眠れないし不快すぎる歌!」って思って。

その女性を見ると、なんと眠っています!!!
寝てるのに、音楽だけはかけっぱなし、しかも音量でかい。
そして、明日5時起きの私は眠れずにイライラ。。

なんてことだーー!
もう一人の女性は気にならないのか、、眠っている様です。

あーー誰か看護士さんとか来ないかな。。。
しかし、誰も来ません。

そして、もんもんと3時間が経過。
イライラするのもバカらしいので、、
廊下のトイレに逃げました。

しかし!
ここにもその音楽がかすかに聞こえます。

30分くらいいましたが、、あきらめて部屋に戻りました。
そして。

アプリで気を紛らわせながら、、
6時間が経過。
もちろん、その歌はまだノンストップでかかったまま。

もう朝の4時です。。チュンチュンとか聞こえています。
ああ、、もういい。寝なくていいです。。
そんなあきらめの中、30分だけ眠っていました。

そして、5時前目を覚まし、、浣腸からスタート。

7時半にはマリちゃん到着。
マリちゃんは精神的に限界だったらしく、、(不安で)
目の下が真っ黒に。。。笑

普段から痩せ過ぎでクマがあるんですが、この時は見た事ないくらい病人顔になっていました。。。笑





点滴の準備やなんやかんや施してもらい、、
手術時間を待ちます。
全体がすっごい太くなった私です、、、笑

さあ、いよいよドクター到着。
ドクターは、複数いますがその中に信頼しているマージ先生が!

マージ先生はいつも優しくて丁寧。
私の為に、英語で話してくれます。
「おはようございます。体調はどうですか?心配いりません安心して!」

しかし、、
いよいよってなってから私の緊張や恐怖心は最大に。。

体がガタガタ震え始めて、止める事ができません。
そして、まだ何もしてないのに凄い寒気で、、歯はガチガチいっています。

看護士か助産師の人が、

「マイコ!リラックス!!リラーーーックス!」

一生懸命大きな声で言ってくれますが、、私も震えを止める事ができす。。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
って、、

そのとき、お守りをにぎりしめていたんですが、それに気がついた看護士さん。

「これ、南無妙法蓮華経でしょ!なむみょうほうれんげきょうーーー!」
「日蓮宗って知ってる?私ブッディストなの!」

仏教徒の事、ブッディストって言うんや、、笑。。
これ、神様であって仏様じゃないのに本当にブッディストなのか?

フフ、、ってちょっとおかしくなって笑いそうになってると、その女性。

「なむみょうーーーほうれんげーーきょうーーばんざーーい!」って言い出し
(何度も)
おもしろ過ぎるのと、なんでここでお経!ってのと、不安感と恐怖心で混乱。
涙がボロボロでだし、体の震えは押さえつけないと点滴ができないほどになってしまい。。

それを見たマリちゃんが一番不安に。。泣きそうな顔になっています。。笑
「マイコ、、、ガンバッテ、、」
か細い声で言ってるのが聞こえました。

そしてそのまま私は運ばれてしまい。。
扉の向こうはすぐに手術室。
なにかラジオみたいなんがかかっていました。


あーー、こんな別れ方って。。とか思っていましたが。
相変わらず、私の震えは停まらず。

看護士さんは代わる代わる、処置しながら励ましに頭元に来てくれます。
お経も時々きこえます、、笑

いよいよ硬膜外麻酔スタート。
実は、腰椎に麻酔するのは人生で4度目の私。

慣れたもんで、、痛く無いと確信していた私。
しかし!!
なぜだか、今回は言葉にならない程の激痛。

腰をおもいっきり、エビの様にかがめさせられながら
あまりの痛さにうーーーーーうーーーってうなっていました。麻酔前の麻酔ってやってないかも、、とか思いながら。

しかし、針は上手く入らず。。(体の震えがおおきくて)
1度目失敗。

仕方ない。
もう一度刺す。しかし入らない。
すると他の看護士さん、私の震えを止めようと
「えーーっと、誰だっけ?名前何?マイコ?
マイコリラーックス!あなた、タトゥー入れてるじゃないの!何?何の魚?きれいね!
これより(麻酔)タトゥーの方が痛いわよ!これ何の魚?」

「ううーーううーーシーラ、、カンス、、ううーー」
まじめに答えた私がバカで。。
その看護士さんはもういませんんでした//笑。

それで、2度目も失敗。

3度目。
「ええーー!もうやだ。。」

今度は、座って刺してみる事に。
座って刺すなんて初めてでしたが。
一瞬で麻酔が効き始めました。
片足から温かくなって来ます。

それから、麻酔が完全に効いているのか確認されるんだろう、、と待っていましたが。
待てども待てども確認はされません。

そして看護士「今、あなたのお腹を触ってるけど、まだ切ってないからね!」

何かゆっさゆっさとお腹が揺れています。
足にタッチしているのも分かります。
大丈夫かな、、まだ確認しないのかな、。、

そのとき、はさみでジョキジョキ、、って切ってる音が。
「えーーいつ始まったの?」って思いましたが。

いつの間にか始まっていたようです、。笑
「あーー痛く無い。良かった。。」

それから、子供たちやマリーノ、日本のみんなのことを考える様になって、、
もう、何か起きても仕方ない。
ただ、感謝しますって気持ちがこみ上げて来ました。
それから涙が止まらず。。

すると看護士さん「もう、2分程で赤ちゃんに会えるわよ!」って励ましにきてくれました。
ずっと顔の側にいてくれました。
「この人まつげ長いなぁ。。」
なんて頭の隅で思いながら。。、、

突然ブオーーーンって吸引機のような機械の音が聞こえ始めました。
「あ!サクラの頭を引っ張りだすんだ!」

すると、、
「んぎゃ。」

と一声聞こえ、ドクターや看護士さん口々に「んぎゃ!って1回」笑。

それから「女の子!かわいいーー!」

そして、看護士さんすぐにわたしの頬に、サクラのおでこをくっつけてくれました。
「おめでとう!また後でね!」

サクラに初めて会った感想。。
「あ、本当に赤ちゃんが入ってたんだ!」
「良かった、、無事で」

こんな感じでした。
それからゆっさゆっさ、何度もおなかがゆれて。
パッチン、パッチンとホッチキスみたいなもので留めていました。
その間、サクラの声が聞こえていました。

45分くらいの手術時間で無事に終了。

マージ先生「大丈夫?気分は?おめでとう!!」
私は何度も何度も、スタッフやドクターにお礼を言いました。

知らないうちに扉が開き、笑顔のマリちゃんと対面。
本当に本当に、嬉しかったです☆


そして、波乱の術後、、
これに関しては次回に書きたいと思います。


最後にサクラの激カワな写真の一部。

初めて撮影に成功した新生児微笑!  ↓



一番お気に入り写真。女の子らしくてカメラ目線で、もうかわい過ぎーーーー!
待ち受けにしています。 ↓

これもおきにいりの一枚です。
動物的なかわいさというか。。↓

これは、マリちゃんとサクラ。
サクラはアジアヨリなので、親子にみえない!って皆で笑っています。。↓

いつも口を開けたまま眠っているサクラ。。大丈夫かな。。
これは生後3日目かな。

2010年4月12日

赤ちゃん用品。


こないだ食べた久々のお寿司です。
店内が暗めで、、どよんとした写真ですが一応載せてみました(しかも食べかけ)

ここは以前いったところで、シャリがべとっとしていたのですが。
今回は米が変わったのか?
より日本に近くなっていておいしさアップ!!とても良かったです♪

  ↓ そしてこれが病院で「ノンストレステスト」を受けるワタシです。
20キロ増加のエラいことになったワタシです。

正面からなのでお腹の出っ張りは分かりませんが、、
3人目だからか?お腹は過去最大に前に出ています。

おへそが広がって色素沈着。
正中線もくっきり色素沈着しております、、



最近はようやく、、、
細々した赤ちゃんグッズを買いそろえる事ができました。

一番、揉めたのが「ベビーカー」。。

なぜベビーカーで揉めるのか?、、というと。

ここイタリアと日本とはちょっと違っていました。
こっちのほうのベビーカーというと、

アタッチメント?で交換できる3セットが主流です。

• 基本のA型っぽいベビーカー
• ねんね期の為のベッド式シート
• そのままチャイルドシートになるシート

この3つがセットでだいたい、600〜800ユーロ(約8万〜10万円)で販売。
セールでも500ユーロくらい。
高い!

それぞれの用途に合わせて、シートを交換しながら使うようです。
いわゆる、超多機能ベビーカー!
デザインも今風でカラーも豊富。

。。。
しかし、日本で2人の子育てをしてきた私の経験からして、
それらの3点セットは非常に「無駄」。。

まず、3つも要らない。。不必要。

ベッド型のシートは、とっても可愛いんですが。。
ねんね期に、一体どれくらい外出させるでしょうか。。
しかも、ここは日差しのどキツいイタリア。
今でもすでに日差しが痛いのに。
産後はあつーーい夏、絶対に外に出ようと思いません(私の場合)。
出ても夜くらいですね。

それに、ハイハイしだしたら危なくて載せられません、、起き上がられちゃ困ります。

しかもデッカい!
使わなくなったら邪魔、、そのもの(ただでえさえ、うちは狭いのに)

そしてチャイルドシートにもなる、取手つきのシート。
チャイルドシートとしてはクオリティが下がるような、、
それに、赤ちゃん仕様なので2歳までには使えなくなる、つまり新しい物を買う必要が。
2歳のこどもをここに載せて、取っ手を持って歩く事はまずない。

そう考えると。。
要らないものが2つも付いて、この高額なベビーカー。
無駄!としか考えられず。


しかし!
マリちゃんマンマと、マリちゃんはイタリア人(当然ですが)。
このセットが当たり前なので、必要だ!と言うのです。

マリちゃんはマンマの意見を重視する傾向があり(マンモーネではないですよ、、汗)
私がいくら無駄だと説得しても「でも、でも」って言う。
本当に頑固で、無駄と分かっていてもスタイルを変えないイタリア人。。

それで、最後は私がぶち切れ。。
「じゃあもうしらん!」、、となり大喧嘩(翌朝仲直りしましたが)。

それで。
今日は、仲良く買い物に出かけました。
お腹は張りますが、マリちゃんだけに任せるわけにはいきません。。笑
それで、そろり、そろりと(のっそのっそ)出かけました。

メイ「おかーさん、大丈夫?」
心配してくれます。

店に到着。
話し合って、ねんね期から3歳までも使える基本のベビーカーを購入。
もちろん、余計なセットはついてないやつです。

これには冬用のあったか足カバーも付いていて(写真にはのってない)
下のカゴは非常に頑丈で大きめ、買い物しても困らない。
イタリアでは有名メーカーのもので、作りもしっかり、コントロールも良し。
そしてコンパクトに簡単にたためる。

色は赤とグレーで見た目もすっきりしていてデザインもカワイイ。
そして価格は127ユーロ(約16000円)、いいんじゃないの〜♪

ただ、赤ちゃんと向かい合えないというデメリットが。。
しかし過去、日本でもそんなに問題ではなかったのでこれは良しとしました。
また、メッシュがあって押しながらも赤ちゃんの様子も見えます。

実は、これを選ぶとき別のファミリーもこれを選ぼうとしていました。
私たちと一緒に店員さんから話を聞いたりしていましたが、、
在庫はこれだけ、、と聞きお互い苦笑い。。
それから10分くらい時間が過ぎました。

私「今、買わないと持ってかれるよ、、、!」

マリちゃんもこれがいいと決まってきたので、それなら早く!!
、、
マリちゃん「これ、私たちが買ってもいいですか?」
丁寧に了解をもらい、、

他のファミリーマンマ「どうぞ、どうぞ、、」
苦笑いしつつ、、旦那さんと子供と去って行きました。。

それからチャイルドシート。
マリちゃんの車は非常にボロいので(あ、古いので)横からドーンと来られたらひとたまりもありません、、汗

なのでチャイルドシートも、基本がしっかりしてる物を選びました。

これもねんね期から19キロまでOKのものです。
色がまた赤とグレー!、、偶然です。。笑

シートも柔らかくて長期使えます(ねんね期は別のクッションシートが必要)
そして他の物より頑丈な感じでした。安定した感じで土台もサイドも硬い。
もちろん、シートは角度調整がききます。
価格は100ユーロ(約13000円)!安!!

もっと付属品有りの豪華な物もありましたが、、
必要な物はそれぞれ必要に応じて買う事にし、基本的なものを選びました。

とにかく、ねんね期に外出はほとんどしない、、これが選ぶポイントでした。

イタリアの人々は外出するのがけっこう当たり前で、あの強烈な日差しもなんのその。
とにかくアクティブで、赤ちゃん連れでも躊躇無し。
なので、いろいろ日本とは違った赤ちゃん用品、文化のようです。


下の写真は「おしゃぶり」です。やばいーー可愛過ぎる!!!


こちらの人々は「歯が命☆」。
とにかく歯医者に検診に通いつめ、皆さん歯がとてもキレイ!!(マリちゃんも治療痕すらない真っ白な差し歯のような美しい歯☆)
もともと歯並びグチャグチャの私は、ここではさらに恥ずかしい思いをしています、。。

ところでこんな国でもおしゃぶりは必需品のようですが、
日本の様に「歯並びが悪くなる、、」なんて問題にされないようです。
実際、日本で私も使っていましたが悪い影響はなかったので今回も買いました!

とにかく、可愛い。。
このおしゃぶりは私が今まで見た物の中で一番可愛かった。。
なんか空気の流れとか機能的に作られているようですが、そんなことより見た目で選びました。。。笑
名前は「サクラ」なのでそれっぽいし。。

マリちゃん「2個入りだから、一つ使いなよ?」
こんなくだらないこと言わせる程、、私はこのおしゃぶりに夢中でした。。笑


左がミニサイズのガラス哺乳瓶、口はシリコンではありません(シリコンが欲しかった)
真ん中が手の消毒液(乾くやつ)
右がボディーシャンプー(オールオッケーのやつ)

です。
ここでも、日本と違う事がチラホラ。

まず、ガラスの哺乳瓶が少ないこと。
プラスチックは割れる心配がないし、軽くていいのですが。
細かい傷がつきやすく私はあまり好きではありませんでした。
それでガラスのミニサイズはさらにタイプが無く。
くちの部分もシリコンのものがありませんでした。

また、手先の消毒液も大きなサイズのものはなく。
携帯に便利そうなサイズばかり。
家では使わないのでしょうか。。

そしてボディーシャンプー。
なんと、日本で主流の「泡で出てくる」っていうタイプの物はなく。
(大きい店に行ったが多種類なのに無かった)
また、髪も体もいけるっていうタイプも2種類しか無く。
あとは別ボトルのものばかりでした(髪は髪、体は体、顔は顔、、みたいな)

けっこう面倒な感じ。。

また「おしりふき」。
日本のようなお得パックみたいな物は無く。
1個1個売られていました。
また、無香料のものはなく(あるかもしれないが)すべてに匂いがついているものばかり。
なんか、、不思議です。

しかし!
一番驚いたのは。
以前、ジェノバの赤ちゃんショップで買い物した時です。

その時はベビー服や肌着なども購入。
日本しかしらない私は、「前開き」の赤ちゃん服が当たり前だと思っていました。
なのに、どこを探しても「前開き」の肌着や服がありません。。(洋服ではあります)
前のボタンとか、ひもで着物みたいに結ぶタイプとか無いんですね。

ええーーー!
って感じでした。

頭をくぐらせないといけない。、。
新生児の着替えはちょっと大変だな〜、、そう思いました。
もしかしたらあるのかもしれませんが、、
今日行ったお店にもありませんでした。

ところかわれば、、です本当に。

おーーと!
これは、産後の引き締めガードル?のようなものです。
説明が読めないので、、普通っぽいのを選びました。
開けてみるとけっこうガッシリしていて強力そうです。。。笑
骨盤をグッとしてくれるといいな。。。

写真はありませんが、いろいろ細かい物も揃える事ができ、ほっとしています。
あと揃っていないのは、、私の入院用のスリッパくらいです。
なんだかんだ言って未だに、忘れています。。


今日の買い物、私も楽しみましたが。。
実はあんなに、説得しても聞いてくれなかったまりちゃんが、一番気に入っています。。
帰ってからもベビーカーやチャイルドシートを出して広げたりひっくり返したり。。
超、ごきげん。

マリちゃん「やっぱり良い買い物ができたよ。マイコは正しかった!」

私はそれを聞いて「それみたことか」的な勝ち誇った気分でしたが。
英語でもイタリア語でも、適した言葉がわからなかったので、、
とりあえず、、無視でアピールしときました。。笑


あさって入院、明々後日いよいよサクラとご対面です。
しばらくブログはお休みになると思いますが。

次の更新はサクラの写真載せたいと思いますので、また見にきてくださいね。
ではでは。。。

日本の友人がビビリの私に送ってくれた日本のお守りを持って行ってきます!!
ありがとう☆
がんばるぞーーーー!

2010年4月9日

インターネット停まる!

なんと!
昨日から、インターネットが停まっております。

日本じゃあ、絶対信じられないことだと思うのですが。。

原因は分かりませんが、ADSL回線のネットだけが停まっています。
電話も時々停まります。
マリちゃんいわく、、

「3年前にも同じ事があった」、、と。

これはこの辺り一辺のことだそうで。
復旧までに時間がかかるとか。

3年前は1週間停まったままだったそうです。

しかし、困るのはマリちゃんの仕事。。
在宅プログラマーのマリちゃん。
会社とのやりとりに困っています。
それで相当イライラ。。

気長なマリちゃんですが、、ことパソコンの事となるとイライラが相当で。
ちょっととばっちりを受けて私もイラッとします。。

では、なぜ私はブログが書けるのか?というと。

なぜか時々、短時間ですが復旧しています。
時々チェックして、このタイミングで書き込みます。。。笑
現在、夜中ですがたまたま復旧していたのでささっと書いているところです。
まあ、書き終わった後で投稿できるかは分かりませんが。。汗

また、iPhoneアプリで飼っている魚たち。。
wi-fiもストップなので3Gに切り替えて何とか飼育再開しています。。

本当に、、日本なら大苦情ものですが。。
マリちゃん一家は苛つきつつも、ひたすら待つだけのようです。
もしかしたらマリちゃん一家だけじゃないかもしれませんが。。
のんびり、おおらかです。。


そういえば、1年に1度くらいのペースで突然、断水するのも恒例だそうです。。
2日くらい水が停まるとか。。
しかもその日は予告も無く突然やってくるそうなので、なんの準備もできません。。

例えば、、
トイレで大きいほうした後「あれ!水がでない!」って事になりうるって事です//

おそろしい。。


今日は麻酔の話をしに病院へ行く日でした。
ついで?にノンストレステスト(赤ちゃんの心拍や子宮収縮をみるやつ)がありました。

30分と言ってたのに1時間以上。。
でもなぜだかすぐ分かりました。

なんと自分では時々に感じていた子宮収縮。
グラフを見ると10分置にけっこう規則的に中度の山が!
1時間以上ノンストップ。。
うわ!

最近、夜は頻繁に張っていますが昼間にもこんなに。。
ちょっとショックでした。

ドクターも「痛く無いの?」と何度も聞いてきます。
隣の妊婦さんも不思議そうな顔。。

痛い事は痛いんですが収縮を実感してるときだけ。
まだまだ余裕で我慢できる痛み、、。
そして、他のドクターも来てなにやら話が。

こんなに収縮して頸管も1センチで。。
多分、、入院だなこりゃ。。

そんなふうに思っていましたが。

「自宅ではくれぐれも安静に、破水や痛みが強くなったらすぐに来て下さい」

、、、それだけで帰されました。。笑
内診も、薬も、点滴もありません!
中をチェックしとかなくて良いのかな、、

日本とは違って、、非常にスパルタです☆

今日は、このあと日本料理店に行く予定だったので、、(今日しかなかった)
思わず「やった!」

、、あいかわらず食意地だけのわたし。。
もう不安はだいぶん無くなってきてるので、私は強いもんです。。笑

マリちゃんは「もうちょっとドクターに聞こうよ、不安だよ」
と言ってくれましたが、、

「お店2時に閉まるんだよ、もう1時!食べれなくなるーーー泣」
「痛くなったら言うから!」

渋々なマリちゃんを引っ張って食べに行きました、、、笑。
しかも生もの(久々のお寿司〜)。。
これが最後かも、、、涙。。
なーーんて冗談言いながら、しっかり堪能しました☆

そして。
家に帰ってから現在まで張り(収縮)は頻繁に続いています。。
痛い時と、たいして痛く無い時もあり、とりあえず様子見です。

2010年4月5日

イースター(復活祭)


結婚式の写真をサービスで大きくしてくれたんですが。。
ようやく飾る事ができました。。

やっぱりアクセサリーがない。。(店の人が忘れた)
でも、とっても幸せ感があって良い写真です。
ガラスで挟んであるので、なにか(シャメとる私)写り込んでしまいましたが実際はきれいな写真です。


こういうのを部屋に飾るって、、なんか照れくさかったんですが、、
けっこう良いかも、、、ってやってみて思いました。

メイ「おかーさん違うね〜」
、、嫌味か!

ま、、このときすでに4キロ増でしたが。
現在は20キロ増。そりゃあ、別人です。。。。
何言われても仕方ありません。。。泣


さて、、イタリアは、先日「パスクゥア」という神様の祝日でした。
いわゆる「イースター(復活祭)」です。
アメリカ映画なんかでよく見るアレです。

もちろん、カトリックでない私は、復活祭のことは知っていても、意味とか詳しい事は知りませんでした。

それで今回も、私や子供にとっては初めてのイベント、、というわけです。
マリちゃんに簡単に教えてもらいました。

キリストが張付けにされて息絶えた3日後、生き返った(?)日とかなんとか。

、、、簡単過ぎですが私もそれ以上聞かなかった。。。汗。
でも3日って早っ!って思わずつっこんでしまった私。。
何も知らない私は、100年後くらいに復活したというイメージだったので。。

思わず「仮死状態だっただけなんじゃないの?」
って本音を言ってしまいました。。

私は尋ねました。
「キリストの体の一部とか残ってないの?」

マリちゃん「生き返ったんだから残ってないよ」

私 「え、生き返ったって伝説でしょ?んわけないじゃん。みんな本気で信じてるの?」

マリちゃん「だいたいの人が信じてるよ。僕は信じてないけど」

私 「えーー!いい大人なのに本気で信じてるの?本当に本気で?」

マリちゃん「若い人より、年いった人が多く信じてると思うけど」

私 「単なる宗教的な文化とか行事とかって捉え方じゃないの?」

マリちゃん「それだけではないと思う。カミッロも信じてるし。。」


、、、こんな失礼な質問が出来るのも相手がマリちゃんだから。
しかし、、
クリスマスもそうですが、、
日本人の現実的なこと!!

もちろん日本人にも信心深い人もいたり、本気で宗教や神様にハマってらっしゃる人もおられますが。、、
その人数というか、割合が違います。

クリスマスの時も、、
もう、みんな嬉しくてしょうがない!って感じで。
子供の様に楽しみにしていて、、
「神様、万歳!」、、な雰囲気が1ヶ月以上。

この時も「本当に嬉しいの?なんで?」ってマリちゃんに聞いてしまいました。。
カミッロは信心深いので、こんな言い方したらおこられそうです、、、

それで。
今回の復活祭。

正直、「まーた、神様イベント?」

って気持ちでした。。
そしてかかせない子供を喜ばせるイベント。
今回は、「タマゴ型チョコレートを贈る」です。。。

子供を神様の世界に引き込ませる為?、、なんて考えてしまいますが。。笑

イタリアの人々は全然ピュアで、一途だな、、と思います。
そして、子供を喜ばせるのが大好き。

この日の為に、1ヶ月くらい前からあちこちで卵形チョコレートが販売されていました。
ラッピングが派手で、チョコレートの中にはオマケやおもちゃなど入っています。

大きなものが多く、客引きに人間大のものも置いてあったり。
キャラクターものが多かったりします。
日本でいう、クリスマスのお菓子長靴みたいな感覚です。


それで、我が家でも少し前に購入。
子供たちには、「イースターまで食べちゃだめ!」って言い聞かせ、飾っていました。
メイは、キティーちゃん。
ハヤは、ゴルミーティーっていうイタリアの子供たちに人気のキャラクター。

しかし、、
後日、マリちゃん両親や、親戚、両親の友人などから子供たちに
卵形チョコレートが贈られ。。
どんだけーーーーぇな量のチョコレートが。。

写真はまだ一部です。。
アニエーゼの家にはまだ子供たちへ6つも。。

朝、子供たちは起床と供に、、
チョコレートをバンバン割ります。

そして割ったチョコレートは自分専用の箱へ。。
そして、何よりオマケが命!
オマケで盛り上がります。

割ったチョコレートは少しずつ、日数をかけて食べるんだそうです。

鼻の穴膨らみ過ぎのメイ。。
寝起きで、髪もぐしゃぐしゃ。。。



箱の中で、必死でタマゴチョコを割ろうとするハヤ。。
なかなか割れなくて、手伝う事になりました。


メイのは外側に、キティちゃんのぬいぐるみ。
タマゴの中にもオマケが、


ハヤはゴルミーティーのフィギュアが入っていました。
なかなか精巧な作りで。。完成度が高いです!


大人や大きい子供向けにもタマゴチョコはあります。
私たちももらいました。


写真が、、ないんですが。
マリちゃんはシンプソンズの時計が!

私はトムとジェリーのおもちゃ。
これも精巧な作りで。。
すっごく可愛いんです!

あ、ちなみにハヤは「トムとジェリー」を、
いつも「トマトゼリー」って言います。。笑、、、かわいい。



この日のランチはアニエーゼの家へ。
みんなで別のタマゴチョコの開封と、お祝いランチです。

私とアニエーゼはカミッロから、女性専用のタマゴチョコももらいました。

私のオマケは、上品なカバー付きの手鏡!
アニエーゼは浜崎あゆみみたいな(例えがおかしいかも)グラサンが入っていました。
また、子供たちはオマケ、オマケ、またオマケ。。
わーーきゃーーもう、クリスマスのような盛り上がり☆

みんなでわいわい開けながらオマケを組み立てたり、オマケで大盛り上がり。
何といっても、タマゴを割って、オマケを開ける時のわくわく感。
私が思っている以上に、楽しいものでした。

あ。。。いいイベントだな〜。

なんか家族で盛り上がれるイベントがイタリアにはたくさん。
良い事だな、、って思いました。


カミッロが、神様のイベントに着る?衣装を見せてくれました。


よく分かりませんが、、汗
なんか見た事の無い衣装です。
リアクションにちょっと困った私、、思わず写真を撮りました。。笑

カミッロは本当に信心深い方で。。
現在、自分の行く教会の歴史に関する調査や本を書いています。
ホームページも作成しています。

あ、そういえばマリちゃん一家はパソコン一家でもあります。
みなさま、パソコン通で。
アニエーゼは、HTMLさえ使いこなします。。しかも独学!
ホームページも全て手作り。。


さて。
いよいよ出産まであと10日を切りました。

今日は午後からお腹が頻繁に張り。。
いわゆる前駆陣痛のようです(私にとっては初めて)

1時間に5回くらいの頻度、しかし不規則なので安静にしていますが。
薬も効きません。
しかしまだ、あ痛たた、、くらいなもんです。

今日はいろいろ赤ちゃん事の準備したかったのですが結局ゴロゴロせざるおえずでした。

あと10日。
お願いだからまだお腹にいてね、、って話しかけています。

2010年4月1日

決まりました☆


帰りにまたカプチーノ。。
今日は一段とよく泡立っています。。。笑

ついでに、先日カミッロに取り付けてもらったイケア家具。
ステップに上がって、ドリルで穴を開けています。
透明のカバーがついていて非常に可愛いです。
また、棚と棚の間も棚として使えて便利☆



映画「紅の豚」を見ながら眠ったハヤ。
この映画がお気に入りです。


いろいろ、、ありましたが。
出産の計画がようやく決まりました。

私も、マリちゃんも今回は納得することができ、安堵しています。

結局。
近くの総合病院で、プライベートドクター立ち会いの元、手術を行う事に。
今日は、その病院へ行ってきました。

ジェノバ同様の検査を行い、いよいよドクターと話。
検査は、、ちょっと雑な感じではありましたが。。汗
スタッフは親切。

そしてそこの産科部長さんと、プライベートドクター(以後、マージ)とともに詳細を話し合いました。

ここでは、ジェノバとは全く違い、、
とても親切で、充分な時間と会話をしてくれました。
そして、なにより産科部長さんも好印象。

握手から始まり、しっかりした会話。
そして執刀医もこの部長さん。
マリちゃんは小さい質問も不安事も全て話せたと言っていました。

また、万が一の場合ヘリコプターでジェノバのNICUへは15分で行けるという事。
そしてそれは、私の容態にも関係します。

私たちは、初めて安心して任せよう、という気持ちになりました。

そして、出産日は2週間後の15日。
38週です。
いよいよって感じです。

ただ。。
やっぱりここでも手術中、マリちゃんは立ち会えません。
しかし、私たちは不安がありませんでした。
長い時間話したマージは私の会話レベルをよく分かっています。
そして、執刀医になる部長さんも。

マリちゃんも私も不安はもうありません。
もう、お任せしようと決めました。



ところで、、
ここの病院には救急で何度か来ていますが(出血や子供の熱など、、)
いつも外来もトイレはキレイです。
評判はあまりよくないのですが、アニエーゼの友人のサブリーナがたくさんの友人に電話をかけていろいろ探ってくれました。
その中で良い噂も聞き、なにより私たちがドクターを信頼できる。
とても良かったです。

入院設備は、、古い建物なのでそんなに美しい感じではありません。
ただ、産婦人科の建物はもっとも改装がすすんでいる建物でけっこう可愛いです。



ちなみに、4月15日は レオナルド ダ ヴィンチの誕生日。
マリちゃんはなんだか嬉しそう、、、

それで私も日本語版で4月15日を調べてみると、、
ダ ヴィンチの他に、、

「ヨネスケ」や「椿鬼奴」の名前が。。。。笑!

ビミョーー、、、汗
マリちゃんに言いたかったのですが、この微妙さは伝えられないと思いやめました。。