2010年3月26日
出産予定がたったものの。。
、、、そのまえに。
これが、新しいマリちゃんの仕事部屋です。。(実家)
物置から、体が半分出てしまいます。。
ちょっとかわいそう、。、
昨日は、いよいよ待ちに待った「ジェノバの病院」へ。
朝8時から予約だったので、朝6時には早めに出発。
子供たちは、前夜からアニエーゼの家にお泊まりに行きました。
アニエーゼの家では、、、
赤ちゃんが使うベビーベッドを組み立て。。ハヤのベッドを用意(笑)
夜ご飯のあとで、おとまりに行きました。
子供たちはすごいはしゃぎよう。
クリスマス以来だったので(泊まりが)そりゃ大喜びでした。
アニエーゼに絵本を読んでもらって就寝。
それで、私たちは翌朝、安心してジェノバに向かう事ができました。
ジェノバに到着。
しかし、、、
やっぱりここでも、パーキングがありません。
日本じゃ信じられないのですが、、
病院でもパーキングが無いんですね(あるにはあるがとても足りない)
イタリアのパーキング問題はすごいもんです。
どこに行っても、どこに行くのもパーキングの心配をしなきゃいけません。
また古い建物が多いので新たにパーキングを作るのは簡単じゃない、、とかで。
(本当かどうか知りませんが)
なかなか改善されないと聞きました。
なので道は日本以上に狭く、パーキングもギリギリで詰め詰めです。
縦列で20センチ間隔なんてあたりまえです。
なのに、駐禁はすぐに見つかる、、
それで、、30分もうろうろ。ようやく一カ所開いてるところがありました。
病院は高台にあり。
下の住宅街に、病院行きの大きめの車が待っていました。
みなさん、車で上がるかこれを利用するようです。
私たちは離れた場所に駐車したので、このバスを利用しました。
なんか、、自動車学校思い出すな〜、、なんてこの時はのんきな私でした。。
それから、、
乗り込んで運転手さんに「何科(番号)で降りたい」と言います。
(アナログだな〜)
イタリア全土ではないと思いますが、、
科によって建物が分離している事が多いです。
見た目も、病院っぽくなく、、分かりにくいです。
実際地元の病院もこんなです。
それで、きちんとした案内板もないので
建物内を迷いながらようやく指定場所に到着。
古い建物ですが、ヨーロッパっぽい感じで。
たくさんの個別の建物が、ガラス張りの廊下で繋がっているような感じでした。
それで、建物内の警察署の待合室みたいな
無機質な廊下のトイレに行ったのですが。。
汚い。。
私はけっこうショックでした。
病院なのにこんなに汚いなんて。
日本人の私からすれば、汚いトイレの病院なんていまいち信用できません。
私はトイレを我慢したままマリちゃんのところに戻りました。
「掃除のおばさんとかいないの?」
「病院なのに汚いなんておかしいでしょ。。」
マリちゃん「トイレの綺麗さと医者の腕は比例してないよ」
「大事なのはスタッフの質。大丈夫だよ」
確かに、、、
しかし、、
ただでさえ不安だったのに、、しょっぱなこんなトイレを見てしまった私の頭は不信感でいっぱい。
ここは日本じゃない、分かっているのですが。
頭が固い私は未だに順応できていません。
それで、、みるみる不安感が募ってしまった私は。
たかだかトイレの汚さだけで涙が出て来ました。。。
その時はいっぱい、いっぱいだったんです。
マリちゃんも困って。。私を励ましてくれますが。
いまいち説得力も無く。。私も聞く耳持たずで。。
それから検査の順番がきました。
やっぱり日本人の私、
さっきまで泣いてたくせに、スタッフに愛想だけは良くしてしまいます。
マリちゃんも目が点。、。でしょう(笑)
マリちゃんが通訳してくれます。
「全裸になって、そこのベッドに上がって、だって」
「今から、採血と膣と肛門の検査するって」
え、なんで全裸?
なんで肛門?
???
それからマリちゃんは気を使って外に出てくれました。
私はいそいそと脱衣、ベッドに滑り込んで体を隠していると、、
女医さん「違うって!降りて!」
何を言っているのか分かったのですぐに降りましたが、なんかイヤな態度。。
それで全裸で裸足で突っ立て待っていたら
「んもぅ〜、、」
っていうような事をぼそっと言って、ベッドのシーツを何枚か剥いで
「ここに横になって!」(どうもシーツの具合が違ったらしい)
あまりの面倒くさそうな態度にむかっとしましたが、、我慢です。
そして、採血。
足を曲げて、上げて、卸して、など指示があって何か下のチェック。
それから心電図がはじまりました。
「あーそれで全裸か。」
そんなこんなで検査終了。
次はいよいよドクターと面会です。
また違った場所に移動、1時間くらい待っていると
おっさんドクターが二人、呼びに来ました。
それで話がはじまって。
家族の既往歴や私の出産歴など問診。
たんたんと。
しかし何かせわしなさげ。
それで
「手術日はあっちで決めてください」
それで終わりました。
それから別の建物に移動し。
言われたとこへ。
そこには女性の医者か事務員かわからない人がいて(マリちゃんにもわからない)
「4月15日にしましょう。
時間は、あっちで決めてください。」
、、、え、何も知らないあなたが決めちゃうの?
また不信におもいつつ。。
それからまた元の建物へ。
するとさっきのおっさんドクターが「ここで何してるの?え、時間まだきめてないの?」
そしてその辺を歩いてた別のスタッフに何か言いだし
どこかへ、、
少し待っているとそのスタッフは戻って来ました。
「4月19日に変えました」
えーー!
19日っていうと、39週0日です。
予定帝王切開なのに遅過ぎるでしょう、。、
しかも、帝王切開3度目、最後は子宮が薄いから注意してって日本で言われたのに(もちろん伝えてある)。
それから、おっさんドクターが戻って来たので、いろいろ立ち話が始まり。
マリちゃん「手術日は19日じゃないとだめなんですか」
「手術中、通訳もかねて私も立ち会えると聞いていますが」
ドクター「立ち会いはダメ」
「他の日は開いていない」
マリちゃん「しかし彼女はイタリア語は理解できません、何かをうったえたい時に困ります」
ドクター「昔、身勝手な旦那さんが問題を起こして、それで今は無理なのです」
私たちはそれ以上何も言えなく。。
それから、入院準備について聞きに、病棟へ。
病棟は非常に美しく。。清潔感たっぷり。
さっきとは別世界。
病室もすごくきれいで。
窓からは、ジェノバの港や船が見えてとっても素敵!!
なにげにトイレもチェックしましたが、、
病室に備え付けのシャワー室も、トイレもピッカピカ☆
ちょっとほっとしていました。
そしてマリちゃんが、看護士さんに尋ねました。
「私も、ここで彼女につきそえると聞いていますが、どこで寝るんですか」
看護士「いえ、旦那様は付き添えません。夜の9時には出てもらいます」
マリちゃん「いえ、ドクターにOKもらっていますが、、なぜダメなんですか」
看護士「セキュリティー上、男性は禁止です」
それで、、その悪い知らせに私は溜まっていた不安が一気に爆発し。。
また涙が。。
それで、すぐに廊下に出たのですがもう、号泣で。。汗
おえつするほど、、
本当に恥ずかしいんですが、もう自分でもコントロールが効かなくなって。
看護士さんもマリちゃんもビックリして、、迷惑をかけてしまいました。。
看護士さんは私の肩を抱いてくれ
「知らないとこで、言葉もわからないのに不安でしょう、分かってるから大丈夫。声かけてくれればちゃんと私たちが助けますから、心配しなくていいですよ」
それで私も「しっかりしなきゃ!!」
と、なんとか自分を抑えて。。(時間がかかりましたが)
説明を聞きました。。
それから、車まで戻った私たち。
私はだいぶん落ち着いていて。
「泣いてばっかりでごめんね。もうちょっとしっかりしなきゃね。頑張るから大丈夫」
少しずつ気持ちが切り替わっていました。
しかし、、、
切り替わってないのはマリちゃんの方だったんです。
「マイコは牛じゃない!」
「手術中、問題があったらどうするんだ、会話できないのに
。立ち会いOKってドクターは言ったのに」
「夜も付き添えないなんておかしい!」
牛って、、なんの例えよ?、、って感じでしたが、、汗
マリちゃんは私以上に不信感を持っているようです。
「病室や看護士は良かったけど、ドクターの態度が悪い」
「手術日も選んだ根拠が分からない」
「マイコを助けられないのがくやしい」
「誕生の瞬間を一緒に味わいたい」
そこまで言ってくれて、、私は嬉しいんですが病院のルールはルールです。
でも、マリちゃんにとってもすごく大事な赤ちゃんの誕生。
あ、そうか。
マリちゃんも立ち会いたかったんだ。。
私はマリちゃんをなだめ、、
とりあえず、昼食に。
この日は、気分転換に「アメリカ、メキシコ料理」へ行きました。
イタリアとも、日本食レストランとも違った雰囲気。
日本のアメリカ風ファミレスみたいな、、なんか懐かしい感じもしました。
私はハンバーガー(マヨつき)頼みましたが。。
アメリカサイズなんでしょうか。
大量のポテト。。
メキシコの辛味噌みたいなんもついて、コーラもついていました。
こんなん食べてドクターにおこられそうだね、、(私)
でもおもいきり食べました。。笑
それから赤ちゃんの買い物に。
ここはジェノバ、なんでもあります!
そして、大きいショッピングモールへ行けば、買い物も簡単!
いいな〜
私たちは、赤ちゃん(命名 咲良 SAKULA 女の子)をイメージしながら、、
服や、小物をそろえて。
とっても楽しむ事ができました☆
なんか幸せだな〜、、、
授乳ブラや入院パジャマも買う事ができ。
「いろいろあるけど、決心したんだからガンバらなきゃ!」
「もう、任せるしか無い。サクラの為にも強くならなきゃ!」
って私の気持ちも変わって来ました。
逃げ腰だったことも反省。。
しかし、、
マリちゃんは買い物の後、
「やっぱり納得できない。帰ったら担当医(私の)にもう一回確認しよう」。。。あらら
それで、
帰ってから電話しました。
地元の担当医「夜の付き添いはルールが変わったかもしれない。しかし、手術中は立ち会えるはずだから、僕からお願いしてみるよ」
また、マリちゃんは
「入院中はずっとジェノバにいるし、朝から夜まで病院にいるからね」
そしてジェノバのマリちゃんの親友
「うちに泊まれば良い、ホテルは高いし。手術中立ち会えないんて酷い、もっと訴えなきゃ。入院中に男が付き添えないなら私でも、フェデリカ(恋人)でも付き添うから(彼女はレズビアン)言って」
そしてマリちゃんマンマ。
「ちょっと手術が遅いんじゃない、、39週って万が一陣痛や破水が始まったらどうするの危険でしょ、、、」
そしてパパは担当医の奥さんと友人なのでまた電話。
「なんでダメなの〜何とかしてもらえないの」
そうして、、
皆が、私たちのために、、、
本当に、ありがたく、感謝です。
なので、まだどうなるのか分からないのですが。
とにかく、任せるしか無い。
そして、出産まで安静に何も起こらないように過ごしたいと思っています。
いろいろありましたが、、
ようやく決心と覚悟ができたような私です。。
時刻:
12:39
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手術日なんとか変更してもらえると良いですね。39週じゃ不安になりますよ・・・。
返信削除旦那さんもオペ室は入れると良いんですが。とにかくコネを最大限利用してごり押ししてみてはどうでしょうか。
私もイタリアの病院で入院の不安は技術(!)と私の言語ですもん。
近遠距離(なんじゃそりゃ)さんなので赤ちゃんが生まれて落ち着いたらぜひmaikeyさんとおしゃべりしてみたいです。
ぴっぴぃさん、コメントありがとうございます☆
返信削除今日はいい天気ですね〜
そうですね、、これから良いニュースがあるといいんですが。。
ぴっぴぃさんはどちらにお住まいですか?
良かったら仲良くしてやってください♪
chicco.mike@gmail.com
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