ブログ更新から動画閲覧、ニュースのチェックやメイの問題の作成まで、
いつも幅広く使用しているマリちゃんの宝物、「iBooK G4」。。。
マリちゃんが数年前に買ったマックノートです。
これがずっと調子悪くて、最近アイフォンの写真も取り込めなくなりました。
ハードディスクの問題だとか、、
それで、最近写真が載せられないので(いまだに)
今日は、マリちゃんマンマのアニエーゼについて書きたいと思います。
アニエーゼ。。
夫婦別姓が当たり前のイタリアなので、カミッロとは違う名前を持っています。
体型はちょっとぽっちゃりで、お肌はお世辞にもキレイとはいえません。。
そして、
こちらのオバサマにしては地味な方で、日焼けもしてないし、化粧も全くしていません。
ピアスなんかの装飾品もしない(数十年もののネックレスのみ)という
とってもシンプルな方。
服装も、いつもTシャツにジーパンで。。バッグも同じ物。
よく言えば「欲がなさそう」。
でも、他の香水クサい、派手なオバサマたちより美人、なイメージです。
趣味は「天体観測」「パソコン」で、
実は、料理が苦手というか嫌い、なんだそう。
家事もあまり好きではないそうで、、1日置きに「お手伝いさん」みたいな人が午前中だけやってきて、アイロンや家事、留守番などをしています。
その間にアニエーゼは買い物や用事にでかけます。
また、この天体観測も地元の人たちとグループを結成していて一緒に研究したり発表し合ったりしています。
先日は、日本の衛星についてアニエーゼにたずねられました。
「オキナとハヤブサってどういう意味?」
そしてこのグループのホームページも自分で作成(ソフト使わず)。
運営、管理もしているそうです。
また、でっかい、でっかい望遠鏡も持っていて。
かなり、専門的で本格的です。
それから、アニエーゼはかなりアレルギー体質。
いつも鼻水が出る、涙が出る、また素手で食器は洗えません。
洗剤がだめだそう。。
また食べ物の好き嫌いも激しい感じで、マリちゃんに似ています。。笑
性格は非常に明るくて、ちょっとおもしろくて、ちょっと賢い感じです。
でも、マリちゃんとちょっと似ていて、
「はやとちり」が多いような、、、
そして、非常に優しいです。
特に、子供たちや息子、わたしなんか。
いつも、笑顔で、誠意を持って接してくれます。
ちょっとややこしい話になりますが。
アニエーゼは、カミッロ(夫)の叔母さんとカミッロと3人で暮らしています。
私たちの住む建物の隣の棟です。
そして、マリちゃんの弟は、私たちの隣の部屋に住んでいます。
なので、アニエーゼはちょこちょこ隣の部屋の弟のところに来ます。
(掃除とか、話とか)
しかし、絶対に突然わたしたちの部屋には来ません。
ブザーを鳴らす事もありません。
可愛い孫がいると分かっていても、絶対に来ませんし、「行って良いか?」とも言いません。
私は始めは不思議でした。
マリちゃんいわく、
「プライバシーだから、守ってるんだよ。そういうのマンマは尊重する人だから」
まあ、それは分かるんですがあまりにそういうのが無いので
「もしかして避けられてるのかな、、」
と、不安に感じたくらいです。
しかし、こないだマリちゃんと話していたとき。
マリちゃん「昔は、○○市におじいちゃんやおばあちゃんと住んでたんだけどね〜」
私「そういえばなんで、この街に引っ越したんだっけ?」
マリちゃん「嫁姑問題が悪化して、、」
私「ええ!そうなの?なんで?」
マリちゃん「おばあちゃんは、すっごくウルサい人で、マンマの事をいつもチェックするような。。無断で部屋に入ったり、子育てにも口出しして。それでマンマが嫌になって出る事になったんだよ。」
私「そうなの?意外」
マリちゃん「だから、マンマはマイコに同じ事したくないんだよ。全然何も言わないでしょ?プライバシーを守ってるんだよ」
私「ああ!そうか。よく分かったけど、、もっと早くこの話聞きたかったわ。。」
、、、というわけで
私の奥底にあった不安はキレイに消えたのでした(笑)
また、私が産後に体調が悪いとき、以前アニエーゼに言いました。
「すみません、なかなかサクラ連れてこれなくて、、」
するとアニエーゼ、
「マイコの体調が一番大事。気にしないで」
「あなたが元気で、あなたが望むならいつでもここへ来てね」
。。。。こんな返事でした。
本当に優しくて、おもいやりに溢れるアニエーゼ。
最近は、さすがに体調も戻り、精神的にも安定してきた私。
何かお手伝いしたくて、夕方はロッキーの散歩のお手伝いを再開しました。
その間、サクラはアニエーゼとお留守番。
それでも、ロッキーと歩いてるとバルコニーからアニエーゼが声をかけてくれます。
「ほら、サクラ、マンマあそこにいるよ、マンマー!おーい!」
こんな奇跡に近い程、最高にステキなお姑さんのアニエーゼですが。。
実は、こんなコワいエピソードも!
数年前。
マリちゃん弟のマルコが、まだ17歳だった頃。
どうも、マルコは20代の大人の女性とつき合っている事が判明。
心配して、悩みまくったアニエーゼは、マルコの兄であるマリちゃんに言いました。
「マルコのパソコンに侵入して、関係を確かめてほしい」
そう、つまりハッキングしろと。。!!!
マンマ第一のイタリアなので、マリちゃんは二つ返事でオッケー。
すぐにハッキング。
(マリちゃんもこわい。。)
それで、
マリちゃんが言うには、あまりにアダルトな(過激な)内容のメールのやりとりに、
さすがにマンマには詳細は言えず、、(笑)
ただ、事実は分からなかった、と濁したそうです。
もちろん、この話はマルコには死んでもナイショだそうでかたーーく
口止めされました(そりゃそうだ)
そして、ここからが本当に怖い。
実は、マリちゃん自身もマンマにハッキングされていた可能性が!!
なぜなら、マリちゃんが事実を話す前から
「日本人の彼女がいる」「離婚歴があって子供が2人いる」などの情報をつかまれていたらしんです。
それで私が「じゃあ、マリちゃんもハッキングされてたんでしょう」って言ったら、
マリちゃん「マンマはそういう技術はないからできないよ、マンマは何でもすぐ気がつくんだ、不思議だよ」
私「そんなわけないって(笑)そんな詳細、どうやって知り得るの?
誰かに依頼したんじゃない?マルコの時と同じ様に。。」
マリちゃん「そんな!マンマがそんな事するわけない!」
私「信じたいのは分かるけど、前科あるし。。笑」
マリちゃん「もうこの話はやめよう、考えたく無い。。」
と、いうわけです。
マンマ信仰もかなり重篤なマリちゃんですが、、笑。
なので、こんなステキな明るいアニエーゼにも、こわーーい面があるようです。
プライバシーを重視するあまり、
干渉できず、逆にハッキングに手を出したアニエーゼ。。
でも、、なんか可愛いっていうか
同情の余地アリです。。。
そしてちょっと心配性な面も。
私の出産が間近に迫っていたある日。
私が一人で外へ出ようとすると、同じフロアの老婆に会いました。
そのまま一緒にエレベーターへ。
老婆「こんにちは、もうすぐ産まれるの?女の子?男の子?」
私「はい、4月の15日に手術なんです、女の子らしいです」
そして老婆は私のおなかをそうっとなでました。
そのとき、ちょうどエレベーターのドアが開き、1階に到着。
ドアが開くと、アニエーゼとマルコがエレベーターを待っていました。
私「ちゃーお!」
アニエーゼとマルコ「、、、、(間があってから)ちゃお、、」
ん?なんか態度へんだなぁ、何かあったのかなぁ。
その後、アニエーゼから電話がかかってきました。
アニエーゼ「あの老婆、マイコのおなか触ってなかった?もしかして触った?」
私「あ、、はい。ちょっと。。」
アニエーゼ「ええええ、触ったの?やっぱり。じゃ、後でマリちゃんから詳細聞いて」
そのまま電話が切れました。
何なんだったんだろう。。?
それから、マリちゃんが帰宅(実家で仕事してるので)
マリちゃん「あの老婆は魔女みたいなもんなんだ。ブードゥー教みたいな、、
あの老婆に触られると、何かしらの不幸がおきるって言われてるんだよ」
私「なにそれ、おばあさんめちゃくちゃいい人っぽいよ。可哀想、、」
マリちゃん「カミッロも前、車を触られて。信じてなかったんだけどその後すぐ車ごと沢に落ちて廃車になったんだ」
私「え、こわっ でも魔女って、、それはないでしょ。。」
マリちゃん「でも、アニエーゼがすごく心配しててこれをマイコにって。。」
そう言ってキリストの絵が描かれた木のプレートを渡されました。
宗教的な話は絶対にしないアニエーゼが、これを渡すってことは本気で心配してるんだろうと感じました。
まあ、そんな素敵でちょっとおもしろいアニエーゼですが、
いつも笑顔でいること、とても尊敬できます。
また、いつも尊重してくれること。
そして、子供たちにもいつも良くしてくださること。
とてもとても感謝しています。
そんなアニエーゼも49歳。
あと30年くらいは一緒にいれそう。。
もっともっとイタリア語勉強して、たくさん話したいな、、と想っています。
2010年8月23日
カミッロとメイで。
先日から、銀行マンのカミッロはミニバカンスが始まりました☆
カミッロは、年間の有給を分散してとっています。
畑の作業や、狩り、旬の楽しみに合わせるためです。
現在は夏の小休暇。
前日カミッロが「明日、メイとピクニック行こうかな」と言い出しました。
それで急に行く事になり、メイも張り切っていました。
私も行った事の無い山です。
カミッロとメイが写真を撮っていました。
なにしてるんですか。。。
丘の上のふるーーーい教会です。
ホント、ドラクエみたい☆
ロッキー暑そう。。
お!野球場だ。
メイとロッキーはたくさん走ったそうですが。。
リュック、おろせばいいのに(笑)
。。。。かばん!
メイが写しました。
2人でランチ。
カミッロが朝、買って行ったパニーノ。
おなかいっぱい食べたんだそう。
こうして、カミッロはちょちょこメイを連れ出してくれます。
畑、山、教会。
ほんと、いつもありがとうございますカミッロ。
カミッロのおかげで、いろんな経験ができるメイ。
よかったね、メイ!
帰ってきたメイ。
「カミッロといっぱい話しながらいっぱい歩いたよ」
「また行きたい!」
カミッロも、ロッキーもヘトヘトだったそうで、夜カミッロが電話をくれました。
「メイは疲れてない?大丈夫?」
「ぜんぜん大丈夫です、このとおり。。」(カミッロ〜♪って騒ぐメイ)
電話のわきで、メイの声を聞いたカミッロは大笑い。。
それから、カミッロは毎日畑へ。
今は、梨やワイン用のブドウ、トマトやじゃがいもなどの収穫が始まっています。
おすそわけしてもらって、毎日食べています。
最近、パソコンのハードディスク異常でアイフォンの写真が載せられないのですが。。
(この写真は別のメモリーから)
そして、今日はメイの9回目の誕生日☆
後日、載せようとおもいます。
2010年8月19日
私の変化。
最近、、
家の中が非常に落ち着いている感じがします。
こっちに来てからの1年。
良い時もあり、悪い時もあり。
特に夫婦として、まだまだ若い私たち。
不安事、もめ事、不満、苛立は常にあって、現実を受け入れる事に苦しみました。
予定外の妊娠もあり、精神的に追いつめられたように感じた日もありました。
一難去って、また一難。
「受け入れる」「理解する」「あきらめる」の繰り返しの日々。。。
それまでの私の考え方。
「我慢」というのは「解決」ではなくて
「我慢しています」というのは勇気のない人の「逃げ口上」。
、、そう思っていました。
自分で何かを作り出したり、自分の人生を自分で作るとか、変化を起こすとか、
そういう事が出来ない人の「言い訳」。
「私は我慢している」、、というのは控えめに責任転稼してるだけ!
そんくらい、人生を「攻め」の姿勢で生きてきたつもりの私。
日本に生まれて、日本で育ってるので、
問題を解決する時は、「勇気」さえあればたいがい可能でした。
人に求める勇気や、批判する勇気、喧嘩する勇気、頼る勇気、行動する勇気。
自分が動き、考えることで問題は解決する。
、、、そんくらい強気でした。
前の夫の母親が(お姑さん)
「あの人にはね(夫)、ずいぶん悲しい思いをさせられたもんよ」
「ちょっと気に入らなければ、土下座する私の頭を足でふんずけるような人で」
「別れたかったけど、子供をひとりで育てるのは、あの時代では無理だったの」
「でも、今はずっと夫婦で良かったと思ってるの」
こんなことをよく言っていました。
こういう話を聞くとなんか、虫酸が走ると言うか。。汗汗
「大変でしたね。。」
なんて言いながらも、当時、私の中では「変える勇気がないだけじゃん」と思っていました。
もしくは、「それでも幸せだったんだろう、」と。
実際
この夫の前にも離婚していた私。
離婚してから、毎日は戦争の様で仕事と家事と子育てと。
でも、結婚生活は私にとって本物の戦争で辛いもの。
なので離婚後は前よりは120%幸せでした。
だからこそ、「我慢」に美徳を感じなかったのもあるかもしれません。
そして自分で人生を作る自信もあったんです。
しかーーーーーーし!!!
こっちに来てから、この私の考え方は根底からひっくり返されました。
ひっくり返された、というか
それらは、後退したのではなく、無意味だったのでもなく
さらに、
「進化」したように思います。
なぜなら、
言葉もままならない私。
右も左も分からず、ここでは私もこども同然。
ここへ来て徐々にですが、
全ての鼻をへし折られる事になりました(笑)
もし日本なら、自分で解決できることもここでは無理。
システムの悪さと、私の覚えの悪さ、マリちゃんの要領の悪さも相まって。。
我慢したくないし、その為に解決したい、動きたい私からすれば、
こういう状況はすごく苦しく、生きにくい環境でした。
想像していたとはいえ、想像が浅かったのかこっちが酷すぎるのか分かりませんが、
とにかく想像をはるかに超えた不便さと、システムのグレー度合い、
日本との違いに困惑する毎日でした。
そして、夫婦としても。。
ブログにあまり愚痴は書けないな、というのもあったり、
強気で日本を発ったので今さら愚痴れないというのもあって(笑)
あまり人には言ってないのですが、
夫婦喧嘩はもう、そりゃ散々でした。
以前、日本にいる時テレビで「国際結婚カップル特集」みたいなのがやっていて
「とにかく結婚当初は、文化や価値観の違いで喧嘩が絶えなかった」と話すカップルがいました。
それを見て「マリちゃんとは喧嘩しないだろうなぁ」なんて思ってたんです。
ところがどっこい、
今思えば、私たちも同じ。
意外にすごい頑固者のマリちゃん。
そして異常に要領が悪く、物事や社会を知らない、そして非も認めないマリちゃん。
そしてそう言う私も、思ってた以上に打たれ弱く、、
適応能力が低く、
ダメダメな私。
問題視するのは、いつも私。
喧嘩になるのはマリちゃんの対応の悪さ。
解決しないのはイタリアのシステムのせい。
喧嘩が治まらないのはお互いに意地張ってるから。
こうやって、家具が壊れるような喧嘩もしたし、バルコニーから飛び降りかけたこともありました。。。
しかし、ここはイタリア。
日本じゃないし、私は自由ではない。
逃げも隠れも、解決すらできない。
日本にも帰れない。
自分じゃ何もできない。
ため息を飲み込むしかないんですね。。
不安なのに救われるような情報もないし、マリちゃんもお手上げだったり。
それで、マリちゃんに不信感がたまったこともありました。
そうこう生きているうちに、
徐々に徐々にですが。
徐々に、
私の中で変化が起き始めました。
もう、逃げられないし自分じゃ何もできないんだったら
何が出来るだろうって。
考えた訳ではないのですが、
小さな幸せだったり、マリちゃんファミリーと接していて自然にそんな気持ちが出始めて。
積み重ねですが。。
私に足りないもの、を改めて感じる事になりました。
徐々にですが。
それは相手を受け入れるってことだと思いました。
それは「妥協」や「逃げ」や「我慢」ではありません。
それらはもっと簡単です。
でも「相手を受け入れる」ってことはとっても高度でむずかしいです。
少なくとも私にとっては。
ここで言う「相手」とは、粗暴に見える「イタリア」だったり、
いつも受け身に見える「マリちゃん」だったり、様々なのですが。
いわゆる私にとっての問題を受け入れること。
というか、
もう受け入れるしかなんですね、ここにいるってことは。
結婚3度目にしてようやく、明るい光が見えたような気がしています。
もちろん、
暴力を振るう相手や、苦しめようとしてくる相手を受け入れる必要はありませんが。
もともと興味すらなかった「イタリア」。
批判ばかりしていた私ですが、イタリアの事、なんにも知りません。
日本と比べてばっかりで、悪いとこしか見えなくなっていた私。
マリちゃんに対してだって、自分のことや子供の事で一杯で
マリちゃんの事を考えなかったことなんて数えきれません。
それで、徐々にですが変化が起き始めました。
「我慢」ではなくて、「受け入れる」、
受け入れるには、理解が必要で。
それから初めて今さら、
イタリアという国に興味がわいてきて、語学も歴史にもちょっとづつ興味がわいてきました。
なぜ、イタリアという国はこうなのか。
なぜイタリア語はこうなのか。
興味がわいてからは私の心にも変化が起きた様に思います。
それから夫婦に関して。
私の気持ちに変化が出てきてから(本当に最近になって)
関係も変わってきたように思います。
お互い意地を張らなくなった、とか素直になってきた、とか。
私が答えを急がなくなった、とかマリちゃんが非を認める様になったとか(笑)
小さい事ですが。
それに伴って喧嘩も減って、時間も短くなって、不満も残らなくなって。
そして特に思うのは、家の中が(雰囲気が)落ち着いてきた事。
私たちが落ち着いてきたからでしょうか。
特に私が、、笑。
もちろん、人生は「攻め」の姿勢でいたいと今でも思うし、
「我慢」は解決できない人の逃げ口上だという気持ちはちょびっとありますが、
それだけじゃないのかなと。
「我慢」って一言ではいいきれない深い言葉かなって思う様になりました。
私だって、こうして考えに変化がでたのも、状況ががよくなってきたのも、
元をたどれば「逃げられない解決できない、しかたなく我慢我慢の日々」があってこそ得られたもので。
これがなかったら、変化はまだ起きなかったように思います。
私にとっては思わぬ副産物かもしれませんが、、
きっと前の姑も変える勇気はなかったが、幸せだと思える日が来ると信じていたのかなと。
だから我慢することを選んだのかな?
(どっちがって話ではなく私に足りなかったものは、という視点で考えた場合)
ようやく、、と思っています。
普通の夫婦ってこんなかな?と。
いろんなものの上に成り立ってる。
落ち着いてて、なにげない空気で。
相手の事が分かってて、許せる、流せる。
足りないとこを認めて補い合ってる。
自分一人で作ってるんじゃないんですね。
今さら実感しています。
それでようやく安心感だったり、信頼だったりが得られるのかなと。
そうそう、ようやく最近マリちゃんの信頼を得られてきているような気がしています(笑)
大げさですが本当に。
今まで私の持つ「トゲ」のせいでいろんなことが張りつめていたんだな、と。
ほんと、反省。
こういう思考の変化について2人でまだ何も話していませんが、
話さなくても、きっとマリちゃんは分かってるだろうなって
今は、思えます。
生き急ぎ過ぎてたのかなぁ。。。なんて。
幸せになりたいし、幸せにしたいし、自分の人生にあれもこれも求め過ぎて
見えなくなっていたものがこんなにあったんだなぁって。
まあ、それでもまだまだこれからいろんな問題にぶつかるんでしょうが。。笑
そしてこの変化は
間違いなく、これからの私の人生、家族の人生をより良くするんだと
感じています。
というわけで、
今回は素直に、そして正真正銘の本心で書きたい事書きました。
いつも通りの乱文ですが、、、笑
気づかせてくれたマリちゃん、特にマリちゃんファミリーに感謝。
今までそれでも私を見放さなかったマリちゃんに感謝。
。。。です。
家の中が非常に落ち着いている感じがします。
こっちに来てからの1年。
良い時もあり、悪い時もあり。
特に夫婦として、まだまだ若い私たち。
不安事、もめ事、不満、苛立は常にあって、現実を受け入れる事に苦しみました。
予定外の妊娠もあり、精神的に追いつめられたように感じた日もありました。
一難去って、また一難。
「受け入れる」「理解する」「あきらめる」の繰り返しの日々。。。
それまでの私の考え方。
「我慢」というのは「解決」ではなくて
「我慢しています」というのは勇気のない人の「逃げ口上」。
、、そう思っていました。
自分で何かを作り出したり、自分の人生を自分で作るとか、変化を起こすとか、
そういう事が出来ない人の「言い訳」。
「私は我慢している」、、というのは控えめに責任転稼してるだけ!
そんくらい、人生を「攻め」の姿勢で生きてきたつもりの私。
日本に生まれて、日本で育ってるので、
問題を解決する時は、「勇気」さえあればたいがい可能でした。
人に求める勇気や、批判する勇気、喧嘩する勇気、頼る勇気、行動する勇気。
自分が動き、考えることで問題は解決する。
、、、そんくらい強気でした。
前の夫の母親が(お姑さん)
「あの人にはね(夫)、ずいぶん悲しい思いをさせられたもんよ」
「ちょっと気に入らなければ、土下座する私の頭を足でふんずけるような人で」
「別れたかったけど、子供をひとりで育てるのは、あの時代では無理だったの」
「でも、今はずっと夫婦で良かったと思ってるの」
こんなことをよく言っていました。
こういう話を聞くとなんか、虫酸が走ると言うか。。汗汗
「大変でしたね。。」
なんて言いながらも、当時、私の中では「変える勇気がないだけじゃん」と思っていました。
もしくは、「それでも幸せだったんだろう、」と。
実際
この夫の前にも離婚していた私。
離婚してから、毎日は戦争の様で仕事と家事と子育てと。
でも、結婚生活は私にとって本物の戦争で辛いもの。
なので離婚後は前よりは120%幸せでした。
だからこそ、「我慢」に美徳を感じなかったのもあるかもしれません。
そして自分で人生を作る自信もあったんです。
しかーーーーーーし!!!
こっちに来てから、この私の考え方は根底からひっくり返されました。
ひっくり返された、というか
それらは、後退したのではなく、無意味だったのでもなく
さらに、
「進化」したように思います。
なぜなら、
言葉もままならない私。
右も左も分からず、ここでは私もこども同然。
ここへ来て徐々にですが、
全ての鼻をへし折られる事になりました(笑)
もし日本なら、自分で解決できることもここでは無理。
システムの悪さと、私の覚えの悪さ、マリちゃんの要領の悪さも相まって。。
我慢したくないし、その為に解決したい、動きたい私からすれば、
こういう状況はすごく苦しく、生きにくい環境でした。
想像していたとはいえ、想像が浅かったのかこっちが酷すぎるのか分かりませんが、
とにかく想像をはるかに超えた不便さと、システムのグレー度合い、
日本との違いに困惑する毎日でした。
そして、夫婦としても。。
ブログにあまり愚痴は書けないな、というのもあったり、
強気で日本を発ったので今さら愚痴れないというのもあって(笑)
あまり人には言ってないのですが、
夫婦喧嘩はもう、そりゃ散々でした。
以前、日本にいる時テレビで「国際結婚カップル特集」みたいなのがやっていて
「とにかく結婚当初は、文化や価値観の違いで喧嘩が絶えなかった」と話すカップルがいました。
それを見て「マリちゃんとは喧嘩しないだろうなぁ」なんて思ってたんです。
ところがどっこい、
今思えば、私たちも同じ。
意外にすごい頑固者のマリちゃん。
そして異常に要領が悪く、物事や社会を知らない、そして非も認めないマリちゃん。
そしてそう言う私も、思ってた以上に打たれ弱く、、
適応能力が低く、
ダメダメな私。
問題視するのは、いつも私。
喧嘩になるのはマリちゃんの対応の悪さ。
解決しないのはイタリアのシステムのせい。
喧嘩が治まらないのはお互いに意地張ってるから。
こうやって、家具が壊れるような喧嘩もしたし、バルコニーから飛び降りかけたこともありました。。。
しかし、ここはイタリア。
日本じゃないし、私は自由ではない。
逃げも隠れも、解決すらできない。
日本にも帰れない。
自分じゃ何もできない。
ため息を飲み込むしかないんですね。。
不安なのに救われるような情報もないし、マリちゃんもお手上げだったり。
それで、マリちゃんに不信感がたまったこともありました。
そうこう生きているうちに、
徐々に徐々にですが。
徐々に、
私の中で変化が起き始めました。
もう、逃げられないし自分じゃ何もできないんだったら
何が出来るだろうって。
考えた訳ではないのですが、
小さな幸せだったり、マリちゃんファミリーと接していて自然にそんな気持ちが出始めて。
積み重ねですが。。
私に足りないもの、を改めて感じる事になりました。
徐々にですが。
それは相手を受け入れるってことだと思いました。
それは「妥協」や「逃げ」や「我慢」ではありません。
それらはもっと簡単です。
でも「相手を受け入れる」ってことはとっても高度でむずかしいです。
少なくとも私にとっては。
ここで言う「相手」とは、粗暴に見える「イタリア」だったり、
いつも受け身に見える「マリちゃん」だったり、様々なのですが。
いわゆる私にとっての問題を受け入れること。
というか、
もう受け入れるしかなんですね、ここにいるってことは。
結婚3度目にしてようやく、明るい光が見えたような気がしています。
もちろん、
暴力を振るう相手や、苦しめようとしてくる相手を受け入れる必要はありませんが。
もともと興味すらなかった「イタリア」。
批判ばかりしていた私ですが、イタリアの事、なんにも知りません。
日本と比べてばっかりで、悪いとこしか見えなくなっていた私。
マリちゃんに対してだって、自分のことや子供の事で一杯で
マリちゃんの事を考えなかったことなんて数えきれません。
それで、徐々にですが変化が起き始めました。
「我慢」ではなくて、「受け入れる」、
受け入れるには、理解が必要で。
それから初めて今さら、
イタリアという国に興味がわいてきて、語学も歴史にもちょっとづつ興味がわいてきました。
なぜ、イタリアという国はこうなのか。
なぜイタリア語はこうなのか。
興味がわいてからは私の心にも変化が起きた様に思います。
それから夫婦に関して。
私の気持ちに変化が出てきてから(本当に最近になって)
関係も変わってきたように思います。
お互い意地を張らなくなった、とか素直になってきた、とか。
私が答えを急がなくなった、とかマリちゃんが非を認める様になったとか(笑)
小さい事ですが。
それに伴って喧嘩も減って、時間も短くなって、不満も残らなくなって。
そして特に思うのは、家の中が(雰囲気が)落ち着いてきた事。
私たちが落ち着いてきたからでしょうか。
特に私が、、笑。
もちろん、人生は「攻め」の姿勢でいたいと今でも思うし、
「我慢」は解決できない人の逃げ口上だという気持ちはちょびっとありますが、
それだけじゃないのかなと。
「我慢」って一言ではいいきれない深い言葉かなって思う様になりました。
私だって、こうして考えに変化がでたのも、状況ががよくなってきたのも、
元をたどれば「逃げられない解決できない、しかたなく我慢我慢の日々」があってこそ得られたもので。
これがなかったら、変化はまだ起きなかったように思います。
私にとっては思わぬ副産物かもしれませんが、、
きっと前の姑も変える勇気はなかったが、幸せだと思える日が来ると信じていたのかなと。
だから我慢することを選んだのかな?
(どっちがって話ではなく私に足りなかったものは、という視点で考えた場合)
ようやく、、と思っています。
普通の夫婦ってこんなかな?と。
いろんなものの上に成り立ってる。
落ち着いてて、なにげない空気で。
相手の事が分かってて、許せる、流せる。
足りないとこを認めて補い合ってる。
自分一人で作ってるんじゃないんですね。
今さら実感しています。
それでようやく安心感だったり、信頼だったりが得られるのかなと。
そうそう、ようやく最近マリちゃんの信頼を得られてきているような気がしています(笑)
大げさですが本当に。
今まで私の持つ「トゲ」のせいでいろんなことが張りつめていたんだな、と。
ほんと、反省。
こういう思考の変化について2人でまだ何も話していませんが、
話さなくても、きっとマリちゃんは分かってるだろうなって
今は、思えます。
生き急ぎ過ぎてたのかなぁ。。。なんて。
幸せになりたいし、幸せにしたいし、自分の人生にあれもこれも求め過ぎて
見えなくなっていたものがこんなにあったんだなぁって。
まあ、それでもまだまだこれからいろんな問題にぶつかるんでしょうが。。笑
そしてこの変化は
間違いなく、これからの私の人生、家族の人生をより良くするんだと
感じています。
というわけで、
今回は素直に、そして正真正銘の本心で書きたい事書きました。
いつも通りの乱文ですが、、、笑
気づかせてくれたマリちゃん、特にマリちゃんファミリーに感謝。
今までそれでも私を見放さなかったマリちゃんに感謝。
。。。です。
2010年8月14日
バカンツァ。
最近ご無沙汰でしたが、、、
マリちゃんの連休が始まり、旅行に出かけておりました。
、、、というのはウソで。
家にいました(笑)
こちらはバカンツァシーズンまっさかり。
多くの世帯が帰省、旅行などにおでかけします。
この辺りは海水浴場があるので、この辺に別荘(分譲アパート?や戸建)を持ってる人たちが多く、夏前から徐々に人が増え始め、8月はピークです。
で、
私たちはどうしようか、、と6月あたりから考えていました。
マリちゃんたちが子供のとき行っていた避暑地(山間部)の別荘(おじいちゃんの)に行こうか、とかも話していましたが、、、
今年はサクラが産まれたり病院などで、有給が1週間しか残っていなかったマリちゃん(普通は30日あって、すべて消化しなければならない)
その別荘とやらは10年くらい使ってなくて大掃除しなきゃいけない、
(片道2時間以上)
それに、ダニエルやダニエラが今年もこっちに来るしサクラ小さいし、、ということで。
「今年も家にいましょう!」(笑)
出不精?ということもあって、家でまったりを選択。
ダニエルやエレナとサーグラ行ったり、ルナパークに行ったり。
家でみんなでゲームしたり、掃除したり、、
それなりに、のんびりした良い時間を過ごせました。
そんな中、マリちゃんはガンダムのプラモデルを作り終えました。
日本で最もお世話になった方からのギフトです。
マリちゃんは毎晩、ちょっとずつちょっとずつ。。。
プラスチック片を残さない為に、全てカッターで削っているマリちゃん。
「マイコ!見てすごいよ!」っ何度も呼びつけられ(笑)
「マイコ!直して!」って何度かくっついたプラスチックを分解させられ。。
数日後。。。やっと完成しました☆
なんと、戦闘機?に変身します!!
このプラモデルの箱に入っていたカタログのようなのを持ち出して
ダニエルに見せていたマリちゃん。。
ダニエルもこういうのが大好きで、ものすごい食いつきでした(笑)
今回は「むずかしいらしいよ」って聞いていましたが。
マリちゃん曰く、
「変身させるのが一番むずかしかった」だそうです。
Wiiで、アバターを作りました(マイコ作)
あまりに激似なので載せちゃいます。。。笑
マリちゃん、、
サクラ、、
ハヤ、、(似過ぎてる!)
サーグラで。
なんと!
メイの恋する「マルコ」にばったり会いました。
赤面するメイを引っ張って写真を撮りました(マルコ本当にかわいい〜)
風船売りのお兄さんがリクエストしたものを作ってくれます!
ハヤはワニ!
ダニエル、、今年はヒゲが無い。
別のサーグラで、エレナの友達に会いました。
「うわーーーーん!!(泣)」
このスキンヘッドのお兄さんに抱っこされて急に泣くサクラ。。
どうも頭がつるつるで怖いよう。
この後もずーっとこの人の頭を見て警戒していました。。(笑)
とっても優しいお兄さんなのに、、
エレナが大好きな「エスカルゴ」。。
エレナが喰え、喰えってしつこいので。。笑
初めてトライしましたが、気分的にも、味的にも私は無理でした、、キモチワルイ。。
エレナの友達夫婦やみんなで別の街に移動して、
いろんな催し物で遊びました。
夜中の12時。。
疲れたハヤはキャリーでぐっすり。。。
ダニエルとエレナと朝からジェラテリアへ。
帰りに公園で遊びました☆
最近、寝返り成功したサクラちゃん。
日々、頑張って自主トレにはげんでおられます!
でもやっぱりお上品♡
うふっ
似てない。。。(笑)
2010年8月4日
誕生日。
ロッキー!
おりこうさんでいい子です。
また一緒に散歩いきたいなぁ。
昨日、3日は私の33回目の誕生日でした。
33歳。。。
まさか、こんなに巨体化して迎えるとは、、、(笑)
34回目はスリムに迎えたい。。
さて。
去年は、マリちゃんが私の誕生日を誰にも言わなかったのですが今年は話してたようで。
カミッロやアニエーゼが誕生会を開いて(といっても夕食をごちそうに)くれました。
「家族」に祝ってもらうのは約20年近くぶり。
何だか恥ずかしいなぁ。。
イタリアではクリスマスの方が重要で、誕生日はサラッと祝って終わるくらいなもんらしく、
去年も誕生会はしなくて、プレゼントなんていらないよ〜って言ったらホントに何もなく(笑)終わりました。。。
それでその後「何も要らないって言ったらホントに何もなくてちょっとビックリした」という話をしてて。
それでか、今年はサプライズがありとても感激したことを書こうと思います。
夕食に呼ばれて行くと、そこには私の好物を作るカミッロとアニエーゼ。
おめでとう!ってハグとキスも早々に、、、
私の好きな「スパゲッティ コン レ ボンゴレ」。
「アサリのスパゲッティ」を作っておられます!
こっちでは、アサリが高いので私は滅多に作らないのですが(マリちゃんも好きでない)
めちゃくちゃ好きなパスタ。
やっぱ日本人なので食べ慣れたスパゲッティとアサリが一番好き♡
とっても簡単なのですが、カミッロが作るとなぜだかめっちゃ旨い。
これは過去最高に(リストランテより)旨かったです。。。(涙)
こちらはカジキマグロの「ペッシェ スパーダ」という料理だそうで。
私は初めて食べました。
マリちゃんもこれは大好きなんだそうで。
作り方を教えてもらいました。
これはちょっと複雑なレシピでしたが今度トライしてみようと思います。
カジキマグロがこんなにふんわり、ジューシーかつ柔らかいなんて。、、。
驚きでした!
今まで食べたのはけっこうパサツキ気味だったので、これを食べてカジキマグロが好きになりました。
アサリスパは私とカミッロだけ。
ほんと、味覚が同じ、、、
他の皆さんはバターのパンソッティ。
他にもいつもの料理がでて、
その後、、
「お母さん、誕生日おめでとう!!」
私の顔より(笑)でっかいドーナツ型のケーキ!!!
前日、アニエーゼの家に行っていたメイとハヤ。
ナイショでアニエーゼと供に作ってくれたそうです。
アニエーゼ「子供たちが全部の行程をやったのよ、チョコだらけになってね」
とっても嬉しかった。。。(涙)
なんかコソコソしてるな、とは思ってたんですが、、、コレだったのか(笑
そしてアニエーゼとカミッロからピンクのバッグとスカーフをプレゼントに頂きました。
ピンクって自分じゃ絶対買わないんですが、とっても可愛い!そして若い!
妊娠してから私がオシャレしてないの分かってて、それでプレゼントしてくれたんだろうな。。そう思うとまた泣きそうになりましたが、、我慢!
本当に、本当に嬉しかったです。
(失礼かなと思って写真は撮ってないんですが)
そしてマリちゃんからも今年はプレゼントがーー!
(クリスマスと同じ包装紙(笑))
あけてみると。。
いつか買おうって話してた黒の「Wii」!
ちゃんともう一個のコントローラーとWiiスポーツソフト2枚付き。
(おまけに貰ったと言うヘンなソフトも)
また、、、感動して泣きそうになりました。。。
クリスマスにアイフォン貰って号泣しましたが、、
今回も泣いてしまったらさすがに
「情緒不安定な人」に見られる!と思って我慢〜(笑)
本当に嬉しかったです。
カミッロやアニエーゼも、そしてマリちゃんや子供たち。
プレゼントもそうですが、祝ってくれた気持ちがすっごく嬉しかったです(涙)
そして
「あぁ、幸せだな」
心からそう感じました。
そして、、
夜の12時に家に帰ったのですが、それから子供たちは暴睡。
私とマリちゃんは、早速お先にWii対決!
2時まで2人、小騒ぎしました、。。、。
マリちゃん「夏休みだし、暑過ぎてサクラもいて、なかなか外にでられないでしょ。
これだったら子供たちと家でも遊べるし」
普段はいつもケチケチなマリちゃん。
でも、本当に優しいです。
感謝、感謝、感謝。
というわけでとっても思い出に残る、誕生日でした。
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