マリちゃんちの、伝統的なクリスマスツリー☆
木の根元は、ちいさな人々の生活が再現されています。
赤ちゃんベッドは、まだ空っぽです。。
２５日になると、カミッロがどこからか赤ちゃんの人形を持って来てベッドにのせます。
「キリスト誕生」、、、というわけです。
やっとこさ、、クリスマスが終了しました。。今は２７日の夜中です。
２４日の夕方からスタートした、クリスマスイベント。
日本とは違う事だらけ、、でした。
私たちは、マリちゃんの両親の家に（大きいおばーちゃんち）に泊まりに行きました。
家族全員に用意したクリスマスプレゼント。。
それをみんな、クリスマスツリーの下にかき集めます。
これは恒例だそうで。。イタリアでは一般的な流れだそうです。
それから、ディナー。
まだ、クリスマス当日ではないので、本格的にごちそうではないそうですが、、
なんやかんやお腹いっぱい。。
遅くまで遊んだり、話したり。。
子供たちは珍しく夜更かしします。
それから子供たちを寝かせて。。
子供たちの、サンタクロースからのプレゼントを枕元、、、ではなく
やはりツリーの下に置きます。
私 「メイは枕元にあると思ってるから、朝、プレゼントが無くてショックかも、、」
しかし、それもサプライズになるだろう！ということで。。笑
２５日の朝。。
子供たちを起こします。
メイ「プレゼントがないよ。。あたし、いい子じゃなかったけんだわ、、」
案の定ガッカリした様子、、、（でも妙に納得している。。汗）
それからハヤも起こしてツリーのところへ。
マリちゃんファミリーは、子供たちの反応が見たくてドアの陰から見守っています。
メイ 「ああー！めいちゃんへって書いてある！なんで日本語書けるだー？」
プレゼントがこんなところに！！っていうより、なぜ日本語なのか？
っていう鋭い質問、、、笑
私 「神様だけん、日本語くらい書けるわね。。汗汗」
それから、先立って子供たちはプレゼントを開けます。
日本では、包装紙をビリビリ破るのは失礼とか、モラルに反する、、みたいな感じですが。
ここでは違うようです。
メイも、ハヤもゆっくり、丁寧に破らない様に開けようとしますが。。
パパのカミッロ 「早く開けて！破って破って！！」
それでメイもハヤも、恐る恐る、破って開けました（笑）
子供たちはサンタクロースに書いた手紙どおりのプレゼント☆
メイはDSi、ハヤはでっかいショベルカーです。
メイはあまりリアクションが無く。。
なぜ日本語なのかって時ほどではなかったですが。。
ほほーーう、、という感じ。
ハヤはニヤニヤしっぱなし（笑）鼻の穴が膨らんでいるのを見逃しませんでした！
私 「これ、外で本当に砂で遊べるんだよ！！」
ハヤ 「汚れるけん、やだ！」
結構、神経質なハヤ。。大事にしてくれそうです（汗）
それから、、
次は１個ずつ、大人のプレゼント交換〜☆
子供たちは、ここでも皆さんからプレゼントを頂きました。
おもちゃ、絵本、ゲーム、帽子、手袋、肌着、おやつ、メイはブーツ、ハヤはジャケットも。
こんなにプレゼント貰えるなんて、、
子供たちにとって、本当に最高の日なんだな、、、と思いました。
そしてメイにとっても、過去最高のクリスマスになった事は間違いありません。
メイは、マリちゃん妹にベッタリで。。。
ここ数日、ずっといっしょに遊んでもらいました。
そしてたくさんの人に囲まれて、、たくさんの人に見守られて。
本当に、良かった、、と思いました。
それで、わたしたちもそれぞれ、また共同でプレゼントを頂きました。
わたしたちもプレゼントを渡しましたが、こんなに貰って申し訳ないくらいです。。
また、プレゼントにはカードを付けるんですが、これにもそれぞれにメッセージがあって感動的でした。
やっぱり、包装紙はビリビリに、みなさんおもいっきり破って開けます（笑）
一種のショーのようでした、、
夜中まで、苦労してラッピングしたものですが、、
数秒で気持ちよく終了〜、、でした。。。笑
そして、マリちゃんは私にもプレゼントを用意してくれました。
かわいい紙袋の紐が、ぐちゃぐちゃに結んであります。
マリちゃん「これ結ぶのに３０分もかかったんだよ〜」（ただ結ぶだけなのに、、）
私 「いつ買いに行ったの？。。ぐちゃぐちゃでほどけない、、、笑」
あけると２つの箱が。。
こっちから開けて！っていうので開けると、中に白い猫のマスコットが。
私が、白い猫が欲しい（生きた奴）と言っているのですが妊娠もあって飼えないってあきらめてたので。。
その優しさが嬉しかったです。
そしてもう一つの箱を開けると、、
なんと、iPhone（白） が！！
あまりに驚いて、、、涙が止まらなくなりました。
こっちでは日本語でメールが送れる携帯電話は、iPhoneだけで。。
でも、日本みたいに０円とかなく。。
それで「ま、仕方ないね。高過ぎやし、、」と、あきらめてたので本当に感激でした。
iPhone自体が嬉しいのもありますが。
マリちゃんの優しさが身にしみて、
普段、かなりケチなマリちゃん。。無駄な事にお金は使いません。
、、なのに私の為に無理したんだろうな。。
マリちゃん 「これならいつでも日本語でメールできるし、いっぱい遊べるし！」
「イタリアでも自由だって感じてほしいし。GPSあるからね！」
変なコメント（GPS＝自由？）、、と思いましたが感動して、顔見る度に涙が止まらず。。
とにかく、私にとっても過去最高、間違いなしのクリスマスになりました。
それから、、朝からまた皆で食べて、遊んで、話して、、（アニエーゼと私は料理したり）
昼からお客さんも来て、、夕方まで盛大に、、でした。
夕方、熱心なカトリックのカミッロが教会に連れてってくれました。
カミッロが通う教会。
そこには、なんというか、、ブリキや電気式の小さな村が作られていて、、
それぞれ人や物が動く様になっていて。。
他の教会にもそれぞれ作られて、かざってありました。
キリストが生まれた事を表すような感じになっていて。昔からこういうものがあったようです。
ハヤも、メイも釘付けです☆、、私も。
カミッロはこれを子供たちに見せたかったようです。
そして、少し離れたとこからカミッロが私たちを呼びました。
そこには、カミッロの教会仲間が数人。
カミッロ「これが、息子の嫁さんのマイコ、子供たちのメイ、ハヤト。。」
私たちを紹介してくれました。
マンマのアニエーゼもそうですが、、誰にでも、私たちを紹介してくれます。
「子持ちの日本人」とか、恥ずかしくないのか、、と心配になるんですが、なにも隠し立てしません。
とくにカトリックだらけのイタリア。。。
離婚ってかなり体裁が悪いと思うんですが。。
カミッロ 「もうすぐ、女の子も生まれるんだ、ふふふ」
こうやって、なにも感じさせないところがマリちゃんファミリーの凄いとこだな、と
いつも思います。
ものすごいポジティブで、温かい。（ネガティブなの私だけ）
子供たちも何も心配せずに生活し、生きて行ける様に思います。
日本では、母子家庭に対する風当たりの強さ、でき婚？子供がいるのに離婚？
「身勝手な母親」。。
なーんて非難されるのは日常的で、ソレに「慣れ」さえ感じていましたが。
今は私自身が、安心して暮らしていることに、意外ささえ感じます。
イタリアがどうのこうの、ではなく。
マリちゃんや、マリちゃんファミリーのあたたかさや、デカさを実感します。
今回のこのクリスマスで、さらに強く思いました。
そして毎日一緒に、皆で過ごしました。
今日は、たぶん最後の日。
マンマのアニエーゼと二人、キッチンで２時間くらいいろんな話しました。
それでも、また感動してウルウルになりましたが、、笑
突然、マリちゃんがやってきて、、「ハヤが熱っぽい！」
行ってみるとほっぺをピンクにしたハヤ。。
「おかーさん、寝たい。。眠たい。。」
アニエーゼがすぐに熱をはかってくれました。
「３９度もある！」
それで、私とハヤは先に家に帰りました。
すぐにおかゆを炊いて、少し食べ、薬も飲んでハヤは眠りました。
最後の夜なので、カミッロはなにか話したかったそうですが、、
また今度、、ということに。
そして、メイとマリちゃんは残って皆で夕食。
ハヤを寝かせた頃、、マリちゃんが戻って来ました。
マリちゃん 「ハヤは？熱は？ これ、アニエーゼがマイコにって。」
わざわざ私に夕食を運んでくれました。
スープパスタとミラネーゼ（ミラノ風牛カツみたいな）。
私「うお〜信じられないくらい優しい。。（涙）」
マリちゃん 「メイがおしっこ漏らしたって！着替えもってかなきゃ」
私 「ええ！なんで漏らしたの？」
マリちゃん 「笑いすぎて漏れたって、、（笑」
ありえん。。
でも漏らすくらい楽しかったならいっか。。
。。。こうして、ハヤは大熱、メイは笑い過ぎてお漏らし、、
２００９年 過去最高のクリスマスは終わりました。
正直、とっても疲れましたが、、
「こっちに来て良かった。。。」とちょっと思いました。
夜中１２時。。
メイとマリちゃんが帰って来ました。
マリちゃん「パパがね、結婚は良い選択だった」って。
それを聞いて、私も嬉しかったです。
本当に良かった。。です。
